2016年12月6日更新

太ってないのになぜ?顎の下のたるみの原因と改善方法

あれ?体重は増えてないのに、最近なんだか顎の下にたるみがでてきたみたい。30歳を超えたあたりからカラダのあちらこちらにたるみのようなものを感じ始めたアナタ。これを放っておいてはいけません。体重の変動は無くとも、見た目は変動し始めていますよ。

  1. 目次
  2. 太っていないのになぜ?顎のたるみの原因
  3. 顎の下のたるみ解消法
  4. 顎の下のたるみを改善する日常生活での注意
  5. 顎の下のたるみをガムとエクササイズでスッキリ解消
  6. 年齢とともに衰える筋肉は、体中の筋肉です

太っていないのになぜ?顎のたるみの原因

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体重は変わらないから太っていないはず!なのになぜ顎の下にたるみができて、まるで二重あごのようになってしまったのでしょう。

顎の下のたるみの原因は、太っただけではありません

顎の下のたるみは、顎の下の脂肪が増える場合と、顎の下の皮がたるむ場合とがあります。脂肪が増えた場合は単純に太った結果でしょう。

一方で顎の下の皮がたるみ、リンパの流れが悪くなることでむくむ場合があります。これは太ったことが原因なのではなく、年を重ねたことが原因なのです。

顎の下の筋肉は重力に逆らっていますか?

顎の下から鎖骨のあたりまで、幅広く筋肉があるのをご存じですか?こうけい筋という、首のお肉を支える筋肉が顎の下にはあります。それ以外にも顔全体の表情筋や、首の骨の周りにリンパの流れをつかさどる筋肉があります。

これらの筋肉は使う回数が減ってくると衰えます。そう、重力に逆らうことができなくなり、下に垂れてくるのです。筋力の低下により顎の下にたるみが生まれてしまうのです。

顎の下のたるみ解消法

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顎の下がたるむ原因はつきとめました。で、顎の下のたるみを解消したいのですが、どうしたらよいのでしょう。

顎の下のどの筋肉を動かしたらいい?

顎の下のたるみは、広頚筋(こうけいきん)と表情筋と首の骨の周りの胸鎖乳突筋の3つの筋肉を動かすことで筋肉の低下を防ぐのが、たるみ解消に一番重要です。

一人暮らしを続けていることによって誰かと話をする回数が減っているなら、表情筋が衰え始めています。社会人になってからデスクワークに就いたりスマホをいじっている時間が長いなら、胸鎖乳突筋という首筋が凝ることで、リンパの流れを滞らせ、むくみやたるみを生みだしています。

お肌のハリも要因です

年齢を重ねていくと、体内のコラーゲンが減少しお肌にハリが無くなってきます。ハリが無くなるとやはり重力に耐えきれず皮膚が下に垂れてきますので、顎の下の皮膚が目立って垂れるのです。

顎の下のたるみを改善する日常生活での注意

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一度顎の下にたるみができてしまうと簡単に解消するのは難しいです。普段から顎の下にたるみを作らないような生活を心がけるのも大切です。

何度もよく噛もう!

ちいさいころはおせんべいをバリバリ食べたり、ステーキが柔らかくなくていつまでも噛み続けたこともありましたが、今はどうでしょうか?

霜降り肉がどこにでも売られていたり、おしゃれで可愛い小粒なクッキーやチョコレートが沢山売れていますので、最近はしっかり噛んで食べていないのではないでしょうか?

固いものは何度も咀嚼することに繋がります。噛むということは顎や首周りの筋肉を鍛えるのに最適ですので、食事を少し見直してみてはいかがでしょう。

姿勢に気を付けて!

ITな世の中ですから、椅子に座ってPCに向かい、少し下を向いたまま首を固定して仕事を何時間も続ける必要があるのは仕方ありません。首だけでなく、猫背やリクライニングをしすぎた姿勢も顎から首の筋肉を凝り固まらせてしまいます。

スマートフォンに夢中になっている時、ふと首が痛い事に気付いたりしませんか?姿勢に気を付けることと、定期的に肩や首を回すなどのストレッチをして、リンパを流すようにしましょう。

顎の下のたるみをガムとエクササイズでスッキリ解消

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顎の下のたるみは何もしなければ何も変わりません。解消に向けたエクササイズを試してみてください。

固めのガムで解消

フーセンガムや最初から柔らかいガムではなく、できれば固めのチューイングガムを使うのがベターです。粒上なら2,3粒を口の中に入れ、左右両方の奥歯を使って大げさに噛んでください。

顎が動いているのがわかるくらい10回程度動かしたら、そこで噛んだまま力を入れて5秒から10秒の間止まってください。奥歯が終わったら前歯の近くで噛み、また同じく止める。これを左右同じだけ繰り返しましょう。これが顎の下にある筋肉に大きな負荷をかける方法です。

リンパの流れを促すエクササイズツボ押しでスッキリ

顎の下のたるみには、2か所のツボを押すのが効果的です。
えらの角から指一本分顎のほうに向かったあたりにある「頬車(キョウシャ)」と、顎の真下のくぼんだところにある「上廉泉(カミレンセン)」という部分です。

両手の親指で上廉泉(カミレンセン)を、それぞれの人差し指で頬車(キョウシャ)をぐっと5秒間押してください。そして力を抜きます。これを数回繰り返しましょう。

年齢とともに衰える筋肉は、体中の筋肉です

30代から40代初めになると、年を取ったことが実感できるほど筋肉が衰えるのが分かります。顎の下がたるむだけでなく、お腹周りの筋肉やふくらはぎの筋肉等、様々な場所の筋肉が衰えていくのです。

今からでも遅くありません。筋肉をゆっくり動かすことを始めましょう。そして継続することでいつまでも年齢を感じさせない自分になりましょう。