2016年12月8日更新
毛穴の開きは皮膚科で治療する時代!原因や改善方法も
体中の毛穴の20パーセント近くが集中している顔。毎朝メークアップして毎晩スキンケアして、顔の毛穴は常に大忙しでだんだん汚れが詰まってきます。年を重ねてお肌のハリがなくなると皮膚がたるんでしまい、毛穴が伸びてしまうことも。開ききってしまった毛穴はセルフケアで改善しにくいため、医師に相談してみましょう。
毛穴の開きの原因
毛穴が開いてしまう原因は1つではありません。アナタの毛穴は今どの状態ですか?
皮脂分泌の長時間残業
皮脂分泌が四六時中行われると毛穴は常に開き、皮脂を排出しなくてはなりません。
毛穴が開きっぱなしになると、そこに過剰分泌された皮脂が少しずつ溜まり、角質とともに角栓となって毛穴に住み込むようになり、角栓が空気に触れて酸化し黒くなる、という悪循環が繰り返されるので、黒ずんだ毛穴になってしまうのです。
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地球の重力に耐えられなくなってきた
特に頬の毛穴が涙のしずくのような形に見えてきたアナタはお肌にハリが無くなってきたことを感じていることでしょう。
年齢を重ねたことや紫外線を浴びたことにより、お肌の奥底で組織を作っているヒアルロン酸やコラーゲンが減少し、お肌のハリが低下します。
ハリがなくなると皮膚がたるんでしまい、毛穴が地球の重力に耐えられず下に引っ張られ、縦方向に毛穴が伸びてしまうのです。
毛穴が開いてしまうNGな行為
毛穴のケアが逆に毛穴を開かせてしまっていませんか?ここでチェックしてみましょう。
良かれと思ってやっているアレコレ
毛穴が黒ずんだり開いてしまうと、皮脂汚れを落とせば黒ずみが薄くなっていくのではないかと一日に何度も顔を洗ったり、ターンオーバーを活性化させれば黒ずみが消えるのではないかとピーリングを繰り返していませんか?
また過剰な保湿や、過度に皮脂を油取り紙でふき取っていませんか?そして毛穴を隠そうと化粧を丹念に顔に塗っていませんか?
何事も過剰に行うのは返ってNGです。洗顔しすぎはお肌を乾燥させてしまいますし、ピーリングも繰り返しすぎると新しい角質まではがし落してしまいます。
保湿もしすぎるとお肌が活性的に働くことを止めてしまいますし、皮脂は拭き取れば取るほど分泌されてしまいます。化粧は毛穴をふさぎますので薄化粧を心がけましょう。
毛穴開きの改善は洗顔から
一番大切なのは、泡でやさしく洗顔することです。洗顔とは汚れを泡で取ること。朝は洗顔料を使わなくてもよいでしょう。夜は泡で洗顔し、ぬるま湯で泡をやさしくすすぎましょう。すすいだらタオルで顔を抑えるように水気をとりましょう。
毛穴の開きは皮膚科に治療しに行ってもいい?
皮膚科とはやけどやかぶれた時に行く医療機関ですが、毛穴の汚れを改善させるために受診しても良いものでしょうか?
気になるなら受診してみましょう
毛穴汚れは美容だと門前払いが気になるようなら、今では皮膚科兼美容皮膚科という幅広く治療している皮膚科もありますので、一度ドクターオピニオンを聞きたい、という意味で受診してみてはいかがでしょうか。
皮膚科の治療
基本は医療機関ですので保険が適用されます。そして医師の診断結果によって塗り薬や飲み薬を処方してもらえます。塗り薬とは毛穴の汚れを取り除く作用や抗菌剤、保湿剤や角質柔軟作用の軟膏などです。飲み薬はビタミン剤が処方されたりします。
美容皮膚科にGO!
塗り薬や飲み薬ではなく、毛穴を直接治療したい場合は、美容器具の揃っている美容皮膚科に行きましょう。
レーザーで毛穴を直接治療
一番治療したいのは毛穴に詰まった古い角質や角栓、汚れを除去してくれるレーザー治療ではないでしょうか。次に綺麗になった毛穴を収縮させ、細く小さく目立たなくさせたい。そして最後に肌の若返りを促進させたい。これらはそれぞれレーザー治療があります。
ただし保険適用外ですので1回2万円から5万円、場合によっては10万円以上かかることもありますので、医師とお財布に相談してからがよいでしょう。
また、レーザー治療は肌が熱を浴びるため、事前に影響や施術後のケアについても確認しておきましょう。
ピーリングやイオン導入機によるビタミンC浸透
自宅でのピーリングと違って、皮膚の古い角質をしっかり剥がして取る事ができます。これで皮膚のターンオーバーが始まり、古い角質が新しい角質に変わっていきますね。
また、ビタミンCには皮脂の分泌を抑制する働きがあります。さらにコラーゲンの生成作用も見られますので、気になる毛穴に直接イオン導入でビタミンCを浸透させることで鼻や頬の毛穴に改善がみられるでしょう。
毛穴にもホスピタリティを
黒ずんでしまったりたるんでしまったアナタの毛穴を元通りきれいにするために、毛穴に温かい気持ちで、思いやりをもって接してあげてください。
皮膚科への受診だけでなく、なによりも毎日のやさしい泡洗顔が欠かせません。過剰にケアしすぎないこともお肌への思いやりです。力を抜いてやさしく保湿し、自分のお肌とうまく付き合っていきましょう。