2016年12月6日更新

ほくろの切除方法から痛みや傷跡、費用まで全部知りたい!

眉間や鼻など、顔の中心にほくろがあると顔の印象がとても左右されてしまいます。ほくろを気にしずぎて、せっかくの素敵な顔を髪の毛や帽子で覆い隠してしまう・・・そんなコンプレックスになりがちな悲しいほくろは切除して綺麗にお別れしましょう。そう、綺麗に。

  1. 目次
  2. ほくろってどうしてできるんだろう
  3. ほくろの切除方法
  4. ほくろ切除の痛みや除去後のケア
  5. ほくろ切除にかかる費用や保険適用について
  6. 自分に自信を持つための除去です

ほくろってどうしてできるんだろう

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ほくろの無い人を見たことはありません。必ずからだのどこかに1つ以上あるのがほくろ。どうしてほくろってできるのでしょう。

メラニン色素を含む細胞が集まった母斑です

ほくろとは、メラニン色素を含んだ細胞であるメラノサイトが、皮膚の一部に高い濃度で密集して発生するために出来上がります。

平らなほくろもあれば、ぷっくり盛り上がっているものもあります。シミなのか、ほくろなのか、はたまたがん細胞を含んだ腫瘍なのか、その判定は我々には難しいですが、ほくろががん化することは無いそうです。

ほくろという名はどこからきたんだろう

なぜ黒い母斑を「ほくろ」って言うのでしょうね。ほくろは産まれるまえから持っている細胞です。

昔は母親のおなかの中にある「糞(くそ)」がくっついたという意味で、「ははくそ」と呼んでいたそうです。それが母黒(ははくろ)となり、なまって「ほくろ」と呼ぶようになったと言われています。

ほくろの切除方法

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気になる場所や大きさのほくろは除去してしまいたいもの。あなたのほくろはどういうタイプ?ほくろの切除方法は大別すると、医師による切除方法と自分で切除する方法があります。

医師による切除方法

医師による切除方法では、皮膚科、形成外科にて診察を受け、ほくろの状態を医学的に確認したうえで切除方法を決めます。

通常のほくろであることが確認できれば、あとはほくろの大きさによって、除去方法が変わります。比較的大きなほくろ(5mm以上)に適しているのが「切除縫合法」という、いわゆるほくろを切り落とし、縫い合わせることで皮膚を回復させる方法です。

また、それほど大きくないほくろ(5mm以下)の場合ですと、ほくろの形に沿ってくりぬく「くりぬき法」や、レーザー光線を当ててほくろを焼き切ってしまう「レーザー治療法」があります。

▽レーザーについて詳しく
炭酸ガス(CO2)レーザーがイボやほくろだけでなくニキビ治療にも効くって本当!?

自分で切除する方法

自分で切除する方法では、通販や海外から直接購入する「ほくろ除去クリーム」、または「もぐさ」をほくろの上において焼く方法があります。

ほくろ除去クリームは、皮膚に科学的なやけどを起こす方法です。もぐさは乱暴に言ってしまうと皮膚を火で焼く方法です。

一般的に言って、クリームももぐさも綺麗にほくろが無くなる保証はありませんし、万が一失敗して、より一層自分に自信をなくしてしまうかもしれませんので、綺麗に確実に除去したい場合は専門医へ行かれることをお薦めします。

ほくろ切除の痛みや除去後のケア

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ほくろの切除って、痛い?

どの切除法も、切除する前に麻酔を打ちます。全身麻酔ではなく、局所麻酔というほくろに近い場所一帯の感覚を一時的に麻痺させるものです。

ほくろが顔にある場合は、頬(=ほっぺた)に麻酔を打つのですが、顔は神経が沢山あり敏感ということも重なり、麻酔注射が切除よりもずっと痛いそうです。

ただ、麻酔はすぐ効くので切除法がどうあれ、切除中は痛みを感じません。どうしても注射は苦手、という方は、レーザー除去に於いては麻酔クリームを塗ってもらうことで痛みを回避できるかもしれません。

注射と違い麻酔が効くまで時少々時間はかかりますが、クリームも対応してくれるクリニックかどうか、事前に確認しておくとよいでしょう。

除去直後は痛みがある?

除去が終わってから麻酔が切れると、ジンジン、チクチクといった痛みが発生することがあります。

やはり切除縫合法やくりぬき法ですと、皮膚を傷付けていますから、多少は痛みが発生するのはやむをえません。レーザー法だとそこまで痛みを感じることは無いようです。

除去後のケア

ほくろ除去後は、傷口に色素が付いてしまわないよう気を付ける必要があります。

紫外線を浴びることは極力避けましょう。医療機関で除去を行えば、除去後患部に塗るクリームや保湿ガーゼ、患部を傷付けないよう保護するテープ等を処方されますので、きちんと使いましょう。

これを怠ると、綺麗にほくろとおさらばできない=傷跡が残ったり、患部に色素が沈着したりします。

傷跡は残ってしまうのか

医師による切除の場合は傷跡が残らないようケアをする処方がありますし、結果が良好でない場合再切除が可能なクリニックもあります。自分で切除する場合は、失敗してやけど跡がのこったりケロイド状態になったりすることがあります。

ほくろ切除にかかる費用や保険適用について

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綺麗になるために、ほくろを除去するのにかかる費用はどのくらいなのでしょう。

切除方法によって保険適用と適用外とがあります

一般的には切除縫合法であれば健康保険適用が可能で、それ以外の方法だと健康保険適用外となってしまうクリニックもあるようです。

どのクリニックで切除するかによるので、事前にクリニックに保険適用の確認しておいたほうが良いですね。

費用の相場はありません

保険適用とそうでない場合で自己負担額が変わってきますが、保険適用外であっても2万円から、というコスト感覚が妥当でしょう。

一方で自分で除去する場合はもぐさ1袋540円、という安さからあります。

自分に自信を持つための除去です

顔の印象をガラッと変えるほくろだからこそ、安全に確実に取りたいですよね。自己流ではなく、医師にほくろの状態をしっかり見てもらってから治療方法を相談してみましょう。コンプレックスだったほくろとお別れし、自信のある自分になるために。