2018年1月17日更新

ベビーパウダーが大人に危険?効果とリスクを解明!

赤ちゃんのお肌や顔をあせもや汗疹から守るものと言えばベビーパウダーです。近頃はカバー効果があるとしてフェイスパウダーの代用品で愛用されていますが、実はこのベビーパウダーは大人が使うと危険だという噂も…!では本当に危険なものなのかを対策とともに解説していきます。

  1. 目次
  2. 意外と使えるベビーパウダー
  3. 赤ちゃんに使えるのに危険ってどういうこと?
  4. 危険項目をもう少しチェック
  5. ベビーパウダーを安全に使おう!対策はどうする?
  6. ベビーパウダーは正しい使い方を

意外と使えるベビーパウダー

ベビーパウダーの本来の使用用途はデリケートで繊細な赤ちゃんの顔や体をあせもや汗疹から守るために使われることが一般的な認識ですが、サラサラとしたテクスチャーで赤ちゃんにも使える刺激性の少ないものであるため、近年では敏感肌の方やお肌をナチュラルに見せたい方たちに重宝されています。

あせもや汗疹・・大人の肌トラブルにも効果的

ベビーパウダーの本来の用途である肌トラブルを回避できる点は大人にも同様のことが言えます。女性は特に普段ストッキングやタイツなど肌に密着するものを多く身に付けているため、これらのもので起こるあせもや汗疹などにも履く前に事前に塗っておけば対策を講じることができます。

靴ズレ対策や制汗剤にも

ベビーパウダーを体の気になる部分にあらかじめ塗布しておけば、サラサラとした粉がクッション変わりになってくれ、靴ズレ防止にも役立ちます。さらに、汗を吸収する効果もあるベビーパウダーは制汗剤として気になる汗や体臭なども抑えてくれる効果が期待できるのです。

赤ちゃんに使えるのに危険ってどういうこと?


ベビーパウダーは生まれて間もない繊細なお肌を持つ赤ちゃんに使えると謳っています。しかし、そんなデリケートなお肌にも使えるベビーパウダーがなぜ危険なのでしょうか?粉自体には重たい感じもなく誰が使っても異変は出なさそうですが、大人限定の話でなにかある様子です。

ベビーパウダーを大人の顔に使うと毛穴が詰まる

ベビーパウダーを使う対象が大人であれば、顔にフェイスパウダーとして使う女性が危険ということになります。なぜ危険扱いされているのかというと、ベビーパウダーの粉の粒子が非常に細かいため、小さい毛穴に詰まってしまう、というのが問題視されています。

粒子が細かい粉は確かに毛穴に入って詰まり、肌トラブルを起こしそうなイメージがありますが、この問題についてベビーパウダーを販売していている「ジョンソン&ジョンソン」では顔に使用した際、毛穴に詰まりを起こさないように粒子の大きさを研究しているため、問題&心配はないと解説しています。しかし、皮膚科医では「毛穴詰まりを起こす」と言う医師も事実いたため、どちらが正しいことを言っているのか判断がつきません。

しかし、毛穴詰まりを起こさない条件は前提として「ベビーパウダーを正しいやり方で塗布すること」となっているため、濡れたお肌の上からつけたり厚塗りで重ね塗りしているような状態では毛穴詰まりを起こしてしまう確率は少なからず高くなるでしょう。

ベビーパウダーの粉で呼吸器の危険を招く

ベビーパウダーが危険と言われるものには他にも口や鼻の呼吸器系から吸い込むとトラブルになる問題があります。昔から販売されているベビーパウダーは主成分であるタルクに発がんのリスクを上げるリスクが指摘され、呼吸を介して吸い込むとトラブルになるといった噂が未だに根強く回っていますが、現在ではタルクの検査が非常に厳しく管理されているため、発がんの点は国産のベビーパウダーであればほとんど心配はいらないということになっています。

呼吸器系のトラブルについても、大量にパウダーを吸い込めば何かのトラブルに繋がることは考えられますが、普段あせもを予防するために塗布したりフェイスパウダーの代用として使う程度であれば大きく粉の飛び散りもなく、吸い込む量も少量になるため、その程度の量であれば問題はないとして認識して良いでしょう。

危険項目をもう少しチェック

大人が使用する用途では危険と言われているベビーパウダーは、まだチェックしておきたい項目がいくつかあります。赤ちゃんに使えるからと安心するのが一般的ですが、やはり日常生活で普段使いしていくのであれば押さえておきたいポイントですね。

乾燥肌を加速

乾燥肌を持っている方がベビーパウダーを普段使いしてしまうと、主成分であるタルクが持つ水分を蒸発させる働きによってさらに乾燥肌を加速させてしまうことがあります。上記で解説を挟んだ制汗剤効果があるという理由も、タルクによってもたらされている効果のため、乾燥肌の方が乾燥したお肌の上に塗ってしまうと肌表面の水分を蒸発させてしまい、結果的に乾燥し続ける肌質を作ってしまいます。

ニキビを悪化

乾燥肌の方がベビーパウダーを使うと更なる乾燥に繋がって危険ということもありますが、肌トラブルの特に炎症でできるニキビができやすい肌質の方も注意が必要です。ベビーパウダーを赤みのあるニキビの上から塗布するとさらに炎症ニキビを悪化させてしまう恐れがあるため、ベビーパウダーを顔に使う場合はパウダーを塗布する前に保湿してから使うようにしたり、ニキビが発生している間は使わないようにすると安心です。

ベビーパウダーを安全に使おう!対策はどうする?

重みの少ないベビーパウダーは現代の流行であるナチュラルメイクやすっぴん風メイクには欠かせないアイテムかもしれません。そんな方はこれからも安心して使い続けられるように事前にトラブルを起こさないための対策をしっかりと準備してから楽しく使っていきましょう。

注意事項を厳守しよう

ベビーパウダーが大人にとって危険だと言われているのであれば、上記で解説した項目を回避していけば安全に使える確率が高まるので、パウダーを使う際は大量に塗らないことや、濡れたお肌の上から使わないことが前提です。そしてニキビなど痛みのある目立ったトラブルが起きている方はベビーパウダーの使用を避けるようにしましょう。

また、乾燥肌の方はさらに乾燥を加速させないために化粧水などで保湿をある程度終わらせてから行うようにしていきましょう。スキンケアで保湿を終えた後は念のため顔全体が乾いてからベビーパウダーをつけていくと余計なトラブルを回避することができるでしょう。

ベビーパウダーの使い方にもチェック!

ベビーパウダーを使う時にはできるだけパフを使うことはせずに手で塗り広げていくことが推奨されています。さらに国産のベビーパウダーは主成分のタルクの管理が厳重に行われているので心配はいりませんが、外国産のベビーパウダーは安全とは限らないため国産のものを選びましょう。

また、使い終えたら必ず洗顔で綺麗に落とすことを心掛け、清潔な状態で使っていく環境を整えることも大切と言えます。

ベビーパウダーは正しい使い方を

タルクが含まれていることもあり、嫌悪を示されていたベビーパウダーは時が経った今でも嫌がる方がいます。しかし、きちんと正しい使い方をしていれば体に受ける悪影響の心配をしすぎることはあまりありませんので、しっかりと正しい使い方をして楽しく活用していきたいですね。

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