2017年9月21日更新

常識を覆す!放置スキンケア『角質培養』の成功期間とは?

一般的なスキンケアの常識を覆す、コスパ最強のスキンケア「角質培養」をご存知ですか?角質培養とは、何もしない放置系スキンケアで、毛穴の角栓や白い苔のようなモサがたくさん発生…という新発想のケア方法です。本ページではそんな角質培養の成功期間や効果をご紹介していきます。

  1. 目次
  2. 角質培養とは?
  3. 角質培養を行った効果は?
  4. 角質培養を行う際の注意点
  5. 角栓やモサがひどくてもう耐えられない!角質培養の成功期間は?
  6. 角質培養…やってみる価値はあるかも?

角質培養とは?

角質培養とは、肌に良いことも悪いこともほぼ何もしない放置系スキンケアのことで、角質培養を行うための基本は「可能な限り何も手を加えない」というところにあります。簡単に言うと“角質を育てる”ことなのですが、どのような目的で行うものなのでしょうか?

角質培養の目的は?

角質培養を行う目的は、毛穴パックやピーリングなどのスキンケアのやりすぎで薄くなった肌を、バリア機能が低下した角質層を正常な厚みに戻すことです。肌がピリピリしたり、赤み、ニキビなどの代表的な肌トラブルが発生すると、焦ってさらにスキンケアに力を入れてしまいますが、実はそれらのスキンケアをしすぎることによって肌が薄くなり、肌バリア機能が低下したことで発生していることが非常に多いのです。

単純にそういう期間なのかも、と思っていたり、敏感肌だからと感じていても、本当の原因は角質層が薄くなっていることが原因の場合もあるのです。

角質培養で毛穴に角栓(モサ)が発生・・

角質培養を成功させるためには、基本的に何もせず、今まで行っていたケアをやめることです。しかし、保湿は角質を培養させるために必須とも呼べるもののため、保湿は必ず行う必要があります。しばらく放置を続けているとケアされていない毛穴には角栓が溜まったり、白い苔のようなモサが発生してきますが、じっと堪えることが大切です。

角質培養を行った効果は?

私たちが持つ角質層は薄い膜のようなもので何重にも重なって構成されています。しかし、ケアが原因で上の角質層をどんどん薄くしていると奥に待機している角質層は非常に脆く、刺激を与えると炎症のおきやすい箇所でもあります。そんな角質層を厚くする角質培養の効果にはどんなものがあるのでしょうか?

もともと持っている美肌機能がアップ

薄くなり、肌トラブルを回避するだけの力がなかった角質層が角質培養によって厚くなると、肌バリア機能のアップが狙えるため、肌トラブルを起こさずに美肌になることができます。肌荒れでは王道のニキビや吹き出物は触るのも億劫になるので、角質培養で強い肌を手に入れられる点は女性にとって嬉しいポインなのではないでしょうか。

シミ・くすみにも

角質培養の効果には他にもシミやくすみにも効果があると言われています。薄くなった角質層の下にはさらにそれよりも薄い角質層が潜んでいる訳ですから、角質層が薄くなればなるほど、少しの刺激でも肌トラブルが起こりやすいということになります。角質培養はそんな薄くなった角質層を厚くし、下に位置する未熟な層を成熟させるまで放置するため、シミやくすみだけではなく、肌全般に良い効果があるとされているのです。

角質培養を行う際の注意点

角質培養を実行する前には事前に何がダメで何が良いのかを把握しておく必要があります。基本的に放置のスタンスを取るこの方法ですから間違いがないようにしたいですよね。

肌への刺激は一切禁止

角質培養の基本は放置、これに尽きます。そのため、擦る、削る、剥がすといった肌に刺激や摩擦を与える行動も一切禁止が基本です。別名「垢ため」とも言われているこの方法は、可能ならばノーメイクを貫くことと、洗顔も水かぬるま湯に顔を付ける程度の刺激で抑えていきます。

もし洗顔で石鹸を使いたい場合は、洗浄力の強い界面活性剤を含んでいない無添加の固形石鹸でたっぷりとキメ細やかな泡を作ってから顔に乗せた時に20秒を目安として洗浄していくようにします。洗顔後の水気の拭き取りも、柔らかいタオルでゴシゴシと擦らずに、肌に当たったかどうか分からない程度のふんわりとした弱さで水気だけを吸い取っていく感覚で拭き取りを行います。

軽いメイクや保湿はOK

仕事がある方はさすがにノーメイクのままという訳にはいきませんよね。角質培養を行う期間は、パウダー系を主としたメイクを施すと良いでしょう。ファンデーションなどをリキッドタイプやコンシーラーなどのカバー力が強いものを使ってしまうと、刺激の強いオイルクレンジングを使わなければいけない恐れがあるため、ファンデーションはパウダー系やミネラル系を。目元のアイシャドーやチークなどもパウダータイプにし、できれば石鹸でオフできる程度の薄さの状態にしましょう。

また、マスカラなどを使いたい場合は、お湯でオフできるタイプのものを選ぶことも大切です。しかし、外出する際は紫外線の影響も心配ですよね。軽い薄付きメイクで仕上げているため、日焼けなどが気がかりですが、角質培養期間中は化粧品以外の対策でガードしてください。帽子や日傘などをメインとし、どうしても日焼け止めを使いたい時はノンケミカルやオーガニック製品の日焼け止めを選ぶと良いでしょう。ただし、厚く塗り重ねてしまうと肌にとって刺激となることもあるので、基本的に厚塗りは禁止です。

角栓やモサがひどくてもう耐えられない!角質培養の成功期間は?

角質培養をコツコツと続けていくと、毛穴に溜まりに溜まった角栓や白い苔のようなモサが出現する状態になりますが、もう耐えられない!という段階にまで到達できる方もいることでしょう。大半の女性はやはり顔をほぼいじらない放置状態のこの方法に耐えきれずに途中でやめてしまう方もいます。じっと我慢する…とは言っても、一体いつまで我慢を繰り返していけば良いのでしょうか?

角質培養の成功期間は個人差が大きい

角質培養は放置系ケアということもあり、時間が経過してくると顔全体に不快感を感じる方もいます。しかし、気持ち悪いからと角質培養を中止してしまうと、効果がないか、あるいは最大限角質培養の効果を得られない可能性があります。

一体いつまで続ければ良いのか気持ちの余裕がなくなる場合もありますが、角質培養の成功には本当に個人差が大きいのが特徴です。明確な期間は決まっていないため、はっきりとしたことは言えませんが、最低でも1年間は角質培養の期間を設けると考えておくと良いでしょう。人によってさらに期間がかかり、数年単位確保しなければいけない場合もあります。

アレルギーがある人は角質培養を控えて

角質培養を行う際、どんなスキンケア方法にも相性があるように、角質培養が肌に合わない方も当然出てきます。特にアトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っている方が角質培養を行うと、さらに症状を悪化させる可能性があるため、おすすめできません。

また、角質培養がスムーズに成し遂げられている期間中はどうしてもメイクノリが悪くなってしまう傾向にありますが、自然な現象のためこの場合は心配しなくて良いでしょう。

角質培養…やってみる価値はあるかも?

実際に角質培養を続けている方の中には成功後、角栓が小さくなったり、肌が綺麗になったりと何らかの効果を得られている方も事実存在します。しかし、全く肌に関与しないスキンケア方法となる角質培養は慣れない内は非常に苦痛を伴うこともあるかもしれません。効果の表れも人それぞれですが、行ってみる価値はあるかもしれませんね。

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