2017年7月25日更新

MCTオイルで中性脂肪が減る!?その効果や副作用・摂取量や飲み方とは?

ダイエットや認知症に良いと最近話題でもちきりのMTCオイル。オイル系のニューフェイスなだけに飲み方や使い方、効果のほどが知りたいですよね。摂取量を誤った際の副作用なども心配ですので詳細を詳しくご紹介します。

  1. 目次
  2. MTCオイルの成分とは?
  3. MTCオイルの効果は?
  4. MTCオイルの使い方と飲み方
  5. MTCオイルの摂取量と副作用
  6. MTCオイルで健康な体作りを!

MTCオイルの成分とは?

MTCとは、ココナッツやパールフルーツなどに含まれる中鎖脂肪酸という天然成分のことです。脂肪酸と呼ばれるものはいくつか種類がありますが、中鎖脂肪酸の凄いところは消化吸収までのスピードが早く、人体に必要なエネルギー源に迅速に対応する働きをします。

代表的なのはココナッツオイルで、知名度がアップしたことでMTCオイルの存在も広まってきましたね。

中鎖脂肪酸ってどんな成分?

分かりにくい点も多々ありますが、脂肪酸には中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸とがあります。中鎖脂肪酸は上記で記した通り、消化吸収に適応するスピードが早く、長鎖脂肪酸は構造が長いため、中鎖脂肪酸よりもエネルギーの消化吸収に時間を要します。

一般的な油と比較すると何と4~5倍

ココナッツオイルと中鎖脂肪酸が含まれていない一般的な油と比較した場合、その吸収からエネルギーに変換されるまでの違いは何と4~5倍ほども違うと言われています。ココナッツオイルが流行した時に言われていた「ダイエットに効果がある」という理由には、この中鎖脂肪酸が関係していた背景があります。

また、中鎖脂肪酸にはパーセンテージがあり、天然成分が含まれるココナッツオイルではMTCのパーセンテージは60とされており、100%そのものである中鎖脂肪酸の形状がMTCオイルという上位に君臨するオイルになります。

MTCオイルの効果は?

100%の完全体のような存在であるMTCオイルにはどういった効果があるのでしょうか?60%であるココナッツオイルが様々な効果があると期待されていただけに一層期待も高まるところです。

コレステロール・中性脂肪がつきにくい

MTCオイルが発揮する効果としては、コレステロールが溜まりにくくする作用や中性脂肪が溜まりにくいといった効果があります。さらに加えて、脂肪組織に既に蓄積されてしまった中性脂肪をも減少させる働きもあるため、目に見えない体内で起こっている脂肪の蓄積などにも嬉しい効果を与えてくれるということです。

また、中鎖脂肪酸は体内で分解作業を終えた後にケトン体という物質を発生させ、体内の脂肪を燃焼させる役割を持っています。空腹感を感じさせなくする効果もありますので、これらの効果が総じてダイエットに効くという見方をされているのです。

認知症にも効果が!

中鎖脂肪酸が100%であるMTCオイルがもたらす効果には他にも認知症やアルツハイマーなどの病気にも効果があるとされています。認知症などの脳の病気を患っている時は、ブドウ糖を上手くコントロールできない状況に陥るため、脳の糖尿病とまで表現されるほどです。そんな脳に必要なブドウ糖を中鎖脂肪酸が上記で記したケトン体に分解することでブドウ糖の役割を担い、エネルギーが足りていない脳にしっかりと栄養を送ることができるのです。

MTCオイルの使い方と飲み方

体に付いた余計な脂肪を落とすことに優れたMTCオイルの扱い方がいまいちよく分からないという方も多いでしょう。知名度の高いココナッツオイルなどは使い方なども詳しく把握している場合が多いですが、未知な存在であるMTCオイルの扱い方について触れていきます。

MTCオイルは加熱NG

MTCオイルを料理に加えて使いたいという方もいるかもしれませんが、残念ながらMTCオイルは熱を加えると煙が出やすくなる難点があるため、熱加工する調理には向いていません。熱を加えたからと言って中鎖脂肪酸の得たい効果が失われることはありませんが、低い温度でも煙が発生する温度が低いため、加熱し続けてしまうと煙が出る恐れがあります。

ちなみにMTCオイルの煙が出る温度は150℃ですので、揚げ物などの高温を出す調理法は避けた方がベター。

基本的に混ぜる飲み方

MTCオイルを初めに試す場合は、熱を加えない方法として飲み物に混ぜたり、サラダやおかずなどに混ぜることからすると良いでしょう。無味無臭であるため、味の変化が気になりやすいヨーグルトやスムージーなどに入れて飲み方を工夫してみてもOK。他にも飲む機会の多いコーヒーや紅茶などや、自家製でドレッシングの材料としても味や風味を邪魔せずに使うことができます。

MTCオイルの摂取量と副作用

MTCオイルは健康にもダイエットにも大きな期待ができる反面、どれくらいの摂取量が目安なのかまだ把握できていない部分がありますので、摂取量や副作用の心配についても見ていきましょう。

下痢や胃のむかつき

MTCオイルには副作用として初めの慣れない内に適量以上を飲んでしまうと下痢や胃のむかつきなどの副作用が現れる場合があります。体質にもよりますが、こういった症状が出る原因には、MTCオイルの吸収が早いため、体に入った油を完全に処理できないことにあります。

試す初めは小さじ1杯程度かその半分の量から始めていくことで対策することができるでしょう。

摂取量は?

MTCオイルの一日の理想摂取量は30g程度になります。目安では小さじ1杯で4.7g程度となりますので、一回の食事で小さじ2杯と少しを摂取量と考え、メニューに加えていくと良いですね。

MTCオイルで健康な体作りを!

食生活が悪く、運動を習慣的にすることが億劫に感じる方は知らない間に体内に余分な脂肪が蓄積されているかもしれません。そんな方にも料理や飲み物に混ぜるだけで簡単に摂取できてしまうオイルとなりますので、是非あなた好みのアレンジ法で楽しんでみてくださいね!

▽参考記事はこちら
食べても肌に塗ってもOK!ココナッツオイルの万能すぎる効果・効能と使い方