2017年6月21日更新

一気に老けて見えるハンドベイン!思わぬ原因と治療費用は?

手の甲に血管が浮き出てくるハンドベイン。手は年齢が現れやすいパーツなので、血管が強く浮き出ていると実年齢より老けて見られてしまうことも。本ページではそんなハンドベインになってしまう原因から治療、費用、予防策についてご紹介していきます。

  1. 目次
  2. ハンドベインを気にする女性は多い
  3. ハンドベインを改善するには
  4. ハンドベイン治療内容は?
  5. ハンドベインにならないための予防とは
  6. ハンドベインは日頃のコツコツ対策が予防の秘訣

ハンドベインを気にする女性は多い

ハンドベインという言葉を知らなければ、人前で手を思いっきり出せずに辛い日々が続くかもしれません。ハンドベインは自分が陥ってしまうと、それだけで老けたような感じられてしまい、物事を積極的にチャレンジできなくなってしまいます。

ハンドベインになる原因は?

ハンドベインになる原因の一つには加齢が関係してきます。個人によっての体質や日頃過ごしている生活環境などによっても血管が浮き出てくるかどうかが左右される部分がありますが、人は年を重ねると当然体内に存在する血管も年齢に伴って年を重ねていきます。加齢を迎えた血管は、本来の弾力がなくなってしまい、血管自体が拡張されていくことで太くなり、結果血管が浮き出たハンドベインに悩まされることになるのです。

若い場合は、遺伝が原因の可能性も

ハンドベインは加齢によって血管が弾力性をなくすために起こるものですが、年齢も10代と若い時でもハンドベインが手に現れるようであれば、それは遺伝の問題が挙げられるかもしれません。あなたがまだ若い年齢であるにも関わらず、ハンドベインが見られる場合は家族の手も観察してみましょう。遺伝や体質的なものであれば同様に家族の手にもハンドベインが見られる可能性があります。

ハンドベインを改善するには

女性は特に繊細な手付きをしている方が多いですから、血管が浮き出ている様子は人に見られる仕事をしていた場合は集中できないほど気がかりとなってしまうこともしばしば。厄介なハンドベインには改善方法はあるのでしょうか?

生活を思い返してみよう

女性は特にもともとの体の作りが皮下脂肪を多く備える作りになっていますが、日常の生活によってもハンドベインになる可能性が眠っています。腕や手を中心に使う仕事をしている方、そして家事を率先して行う主婦の方などは、それら作業によって皮下脂肪が減少傾向にあります。血管の周りにも皮下脂肪が存在しますので、減少した皮下脂肪が引き金となって血管が浮き出てくることもあるのです。

ハンドベインには意外にも治療法が多い

手は必ずと言って良いほど視界に飛び込んでくるものですから、海外でも多くの治療実績が残されています。治療法にイメージが湧かなければ恐怖感を感じてしまうところですが、国境関係なく手は誰しもが気にかける部分のため、治療法も多く存在します。

また、ハンドベインの治療対象は静脈血管です。浮き出てくる目で確認可能なあの血管は静脈血管のため、主な治療はこの静脈血管に対して行われていきます。

ハンドベイン治療内容は?

まだまだ謎が残るハンドベインの治療法は、現状ハンドベインを何とかしたいと感じている方にとっては未知そのものです。安心して治療に臨みたいところですから、早速ハンドベインの治療の数々に触れていきます。

レーザー(保険適応もあり)や注射治療

ハンドベインの治療で行われる方法には、まずレーザー治療が挙げられます。レーザー治療では局部麻酔のみでレーザーを用いて血管の内部から治療を計ることができるため、レーザー治療が導入される以前に行っていたストリッピング手術と比較すると、体にかかる負担は非常に軽減されました。

受診するクリニックによっては保険適応でレーザー治療が受けられる場所もありますので、問い合わせをした方が安全でしょう。また、レーザー治療では痛みもほとんどなく、術後は徒歩で帰宅することも可能になる手軽な方法として認識されています。

次に注射治療では、原因となっている浮き出た血管(静脈)に硬化剤というものを注射し、静脈瘤を改善方向に向かわせる治療方法となります。手順としては、注入された硬化剤は血管をくっつけていき、血液が流れないように進めていきます。血液が流れなくなった結果、静脈瘤は消滅するのです。注射治療は怖いと感じる方もいるかもしれませんが、血液が流れなくなるからと言っても血管自体が詰まったりすることはありませんので、心配に感じる必要はないでしょう。

ハンドベインの治療費用は?

ハンドベインは基本的に保険外となることが多く、費用は高めになります。ハンドベインの治療を片手のみで行った場合の費用目安は、手首から手の甲にかけてで150,000円ほど。しかし、浮き出ている血管が目立つものだった場合は血管一本につき50,000円となることもあります。

また、ハンドベインが起きている箇所が広く、広範囲であることを考えると、手首から肘下までで200,000円、手首から肘上までで300,000円にもなることも予想されるでしょう。

ハンドベインにならないための予防とは

費用も高めに設定されていることが多いハンドベインの治療は気軽に支払える金額ではないため、日頃の生活で予防できることがあれば嬉しいですよね。少し意識していくだけで予防に繋がることもありますので、ハンドベインを悪化させないためにも知識を取り入れていくことが重要です。

ハンドベインの予防の基本はハンドクリーム

自分で行えるハンドベインの予防法の基本には、ハンドクリームを塗布することが第一と考えましょう。ハンドクリームを手に塗る際は、出したクリームを手の温度で温め、しっかりとクリームが馴染むまで塗りこみます。また、忘れがちな指と指の間もクリームを馴染ませることと、爪の周辺にも欠かさずに塗りこむようにしましょう。

水分除去・紫外線対策を徹底

ハンドベインの予防策としてできることは、自宅での水仕事などでは必ずゴム手袋などを着用し、手に触れる水分を除去することが大切です。手に水分が残ったままになると、蒸発する際に皮膚の水分も同時に蒸発してしまいます。また、紫外線も手にとっては過酷な環境に置かれているのと同じですから、日焼け止めの対策はばっちりと行うようにしましょう。

ハンドベインは日頃のコツコツ対策が予防の秘訣

手の甲や腕に浮き出たハンドベインは、視界に入るだけでゲンナリしてしまう要因です。紫外線対策や水分除去作業は毎日行うとなるとつい面倒だと感じてしまいますが、ハンドベインにならないためには日頃の地道な対策を講じてあげることが必要です。綺麗な手を目指すためにはハンドクリームを正しく塗布することから始めてみても良いですね。

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