2017年4月14日更新

飲むコラーゲンって効果ある?ない?効果的な摂取方法とは

美容に良いと聞き、飲むコラーゲンを試したことがある方も多いのではないでしょうか?「効果がある」といった声や、反対に「効果ない」と声を上げる方までさまざまです。謎がまだまだ多いコラーゲンの実態に迫っていきたいと思います。コラーゲンの効果的な摂取方法もご紹介します♪

  1. 目次
  2. コラーゲンの知識
  3. コラーゲンは本当に効果ないとされているのか
  4. コラーゲンを摂取しても効果がいまいち実感できない人は?
  5. コラーゲンを使用した際に出る効果
  6. コラーゲンは定期的に摂取する習慣を!

コラーゲンの知識

まずコラーゲンがどういったものなのか知っておきましょう。コラーゲンとは、皮膚を構成するために必要なタンパク質の種類の一つで、弾力性があるのが特徴です。また、細胞と細胞の間を繋ぐ重要な役割も果たします。

人の体にはこのコラーゲンが体内にあるタンパク質の約30%を占めており、人体が健康な生活を送る上でなくてはならないものなのです。

代表的なコラーゲンが含まれる食材

コラーゲンを効率良く摂取するためには、一般的に手羽先やゼリー、ドリンク、牛すじやスープなどで摂取する方が多いと思います。また、動物や魚の骨にも含まれているため、煮込みながら食べる鍋はコラーゲンを摂取する最適な料理と認識されています。

なぜ飲むコラーゲンが効果ないと言われるのか

コラーゲンは口から摂取しても、消化・吸収の過程でアミノ酸やペプチドに分解作業が行われてしまうために、栄養学や医学の世界ではコラーゲンを摂取しても効果がないとされてきました。コラーゲンは20歳前後で減少していくため、美容と健康のためには積極的に、そして効率良く摂る必要があります。

そういったことを考慮し、コラーゲンについての研究が続けられた結果、一日5gのコラーゲンペプチドを4週間摂取し続けることで、30歳以上の被験者に皮膚の角質部分の水分量が増したとの発見が見られました。

ただし、この実験で使用したコラーゲンは「コラーゲンペプチド」のことを指します。コラーゲンにもさまざまな種類があり、コラーゲンペプチドは動物の肉や魚の骨、皮に存在するコラーゲンを加熱し、ゼラチンの状態にした後、酵素分解の過程を経てより小さくしたもののことを言います。

コラーゲンペプチドは、分子量が小さい理由のため、水に溶けやすい性質を持っており、摂取後の吸収率も良いとされています。「コラーゲン」を謳っている飲むコラーゲンドリンクなどにはこのコラーゲンペプチドが使われていることが多いのです。

コラーゲンは本当に効果ないとされているのか

美容のためや、健康のためにコラーゲンを取り入れている方にとっては結局コラーゲンに効果があるのかないのかハッキリとした回答が欲しいことかと思います。世間ではこれだけ口を揃えて「コラーゲン」が良いと言われ、店頭にもコラーゲンが配合された製品が肩を並べている状況ですから、実際にはどうなのか見ていきましょう。

全てのコラーゲンがアミノ酸に変わるわけではない

先ほど摂取し、吸収されたコラーゲンは体内でアミノ酸になるとお伝えしましたが、全てのコラーゲンがアミノ酸になるわけではありません。確かにアミノ酸になることは事実ですが、最近判明した研究結果では、コラーゲンペプチドの一部分はペプチドの状態のまま血液内に吸収され、血の流れによって体中を巡っていくことが明らかとなりました。体内を巡った結果、体の弾力を保つ命令を出していることが判明してきています。

そのため、摂取したコラーゲンがその状態のまま体に巡るわけではありませんが、コラーゲンを摂取したことによって、細胞の働きを高めたり、傷や炎症の回復、そして、骨の健康を促進するなどの力を発揮するのです。

食品に含まれるコラーゲン量はかなり少なめ

コラーゲンが含まれていると言われる食材を普段と同じように口にしても、食品に入っているコラーゲンの量はごくわずかであるため、必要な量を食事だけで摂取することは困難を極めます。

体に吸収されやすいコラーゲンペプチドは、骨や関節を健康にしたい場合の目安量は一日10g摂る必要があり、肌のためを思う美容目的で摂取する場合の目安量は一日5g程度必要になります。

案外少ないと感じるかもしれませんが、コラーゲンペプチドは摂取しても保てる弾力の日数はたったの一日程度だとされているため、効率良く摂取できるサプリメントやドリンクから飲むのがオススメです。

コラーゲンを摂取しても効果がいまいち実感できない人は?

コンスタントにコラーゲンを摂取しても、いまいち効果を実感することができないという方も多いかもしれません。毎日こってりとした手羽先や鍋、スープを食べることは無理がありますから、どういった方に効果が薄いのかご説明していきます。

年齢が若い

若いうちから美容に気を配る方も増えてきていますよね。しかし、10代や20代の年代はコラーゲンの量を多く持っており、充分に足りていると言えます。そんな状態でコラーゲンを摂取してももともとの量が多いためにあまり実感ができないというわけです。

「効果ないな‥」と感じる原因は、若いことが理由としてあるため、コラーゲンの摂取は体内で生成が難しくなる30代以降に始めると実感しやすいでしょう。

飲む時間帯に問題がある

コラーゲンを飲む際、最も効果的な時間は夜眠る前の時間帯です。睡眠中は肌が生まれ変わる時間でもあり、成長ホルモンが盛んに活動し始めます。その理由から、コラーゲンを飲んでも効果が実感できない場合はタイミングを変えてみるのも一つの手でしょう。

コラーゲンを使用した際に出る効果

コラーゲンを使用した際、どういった効果が表れるのか正確に理解している方は少ないのではないでしょうか?イメージ的には肌全体に弾力が戻り、もちもちとした肌質になることを想像しますが、実際にもたらされる効果にはどういったものがあるのでしょうか?

皮脂が正常に分泌され、肌が潤いを取り戻す

コラーゲンの効果で得られる効果は、皮脂が分泌され、顔にツヤが出たり、体全体が乾燥を感じなくなる、そして朝起きた際に顔にサラサラとした感触の油膜が出現する効果があります。また、かゆみが減少したり、洗顔中に顔がぬるぬると滑るような感触があればコラーゲンの効果は出ています。

真皮にコラーゲンの効果が出た場合も、肌に弾力があったり、目尻のしわが減り、くぼみが目立たなくなれば効果は発揮されたと感じて良いでしょう。

肌質が変わる

コラーゲンの効果は他にも、キメが整うことでメイクノリが良くなったり、美白を感じられることもあります。また、手で顔を触った時に、手触りが良くなったり、爪が割れにくくなり、髪にコシが現れた場合も効果が出たと思って良いでしょう。

健康面では「元気になった」という声や、「運動後の回復が早く感じる」との声も上がるほど、じわじわとその効果を実感する方が多いようです。

コラーゲンは定期的に摂取する習慣を!

摂取しても短期間しかもたないコラーゲンは意識的に習慣化して飲む必要があります。年を重ねるほど、続けていけば効果を実感することができますので、美容や健康に不安が出始めてきた方は是非参考にしてみてくださいね!

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