2017年4月14日更新
メラノサイト活性化で白髪撃退!黒髪を増やす方法や対策とは
「最近白髪が増えたな‥」と鏡を見る度ため息をついているあなたはメラノサイトの活性化が必要かもしれません。メラノサイトの活性化により黒髪に色付けするメラニン色素が増えますが、メラニン色素が増えるとシミが増えるのでは・・と心配になる方もいますよね。今回は白髪を直しつつもシミができない相反の願いを叶えたい方向けに、メラノサイト活性化の方法と対策をご紹介していきます。
メラノサイトとは?
シミを気にする方は良く見聞きする「メラノサイト」とは、皮膚の最も上の部分に存在する表皮の基底層に当たる箇所にあるメラニン細胞を生成する機能があるものを指します。体に紫外線を受けると、メラノサイトが活性化し、刺激されてメラニン色素を作り出します。
白髪はこのメラノサイトの働きが衰えることで発生する確率が高くなるのです。
全ての人の髪は白髪
人種の違いで髪の色はブロンドだったり、茶色だったり、私たち日本人のように黒色だったりとさまざまですが、実は驚くことに国籍関係なく全ての人の生まれたての髪の色は白髪なのです。もともとは白髪として生まれた髪は、髪の成長に従って色付け作業が行われることによって、日本人であれば黒色に染め上げられていきます。
この色付け作業を行う際、白髪に刺激を与えるのはメラニンという細胞です。白髪が発生する原因は、色付けするメラニンの量が減少し、髪にまんべんなく色付けが行えなくなったことが原因の一つとして見られています。
他にも白髪の原因が‥
メラニン細胞が充分でないことも白髪になる原因とされていますが、メラニン色素の材料となるチロシンの摂取不足や、メラノサイト(メラニンを生成する機能)の働きが低下したことも挙げられます。チロシンは積極的に摂取することが白髪を改善していくための手立てとなります。
白髪になる理由はメラノサイトの低下だけではない
メラニンの生成が足りなくなったり、メラノサイトの機能の低下ももちろん白髪に直結する原因の一つとなりますが、白髪になる原因はそれだけではありません。普段何気なく生活している間にも、魔の手は着々と広がってきているのです。
成長ホルモンの低下
白髪の原因の一つには、成長ホルモンの低下が見られる場合があります。加齢などでただ不足しているだけの場合もありますが、若い方でも年齢関係なく起きる「成長ホルモン分泌不全症」というものがあります。
これは、成長ホルモンの分泌量が少ないために、白髪が増えたりといった症状や、集中力の低下、体脂肪が付きやすいといった症状が現れます。なんとなく体調が悪いといった具合のため、本人は気づきにくい点がありますが、成長ホルモンが関係して白髪が出る場合もあるのです。
白斑
白斑は、髪や皮膚に色素が定着しにくくなっている状態のことを言い、白斑であると白髪が目立つようになる場合があります。白斑になる原因は、メラニン色素を生成するチロシンの低下や、メラノサイトの異常であると考えられており、メラニンを含まない髪は結果的に白髪としてそのまま生えてきてしまうのです。
また、日常で多くの方が感じているストレスも、体に悪影響を与える活性酸素が発生し、この活性酸素がメラノサイトの活動不全をきたしていることで白髪が少しずつ、着々と増殖していくのです。
黒髪を復活させよう!
「一度白髪になってしまったし、黒髪に戻すのは難しいかな‥」と諦めている方は下でご説明する方法を知って黒髪を復活させるための参考にしてみてくださいね。
白髪が生えた毛穴から黒髪は復活する?
白髪が生えた毛穴からは二度と色の付いた髪は生えてこないという迷信が流行った時もありますが、あれは真っ赤なウソです。白髪が生えていた毛穴から再度色の付いた新しい髪は生やすことができます。
白髪になったのが一時的な理由からだとすれば、その原因となったものを解決していけば黒髪は生えるため、心配することはありません。
しかし、白髪になってから長期間原因を改善しなければ黒髪に復活させることが困難となりますので、一刻も早い対策が必要となります。
規則正しい生活+チロシンを増やす方法
白髪を改善するためには、まず規則正しい生活を送るよう心がけましょう。眠っている間に成長ホルモンが発生するため、白髪の改善に真っ先にできることです。
白髪を改善するためには、メラニンの生成ができないことには改善の兆しが見えませんから、メラニンの材料チロシンが多く含まれる食材であるチェダーチーズや、しらす、高野豆腐、鰹節、大豆、鶏もも肉などを食べると良いでしょう。
また、ミネラルのひとつ銅にはチロシナーゼの働きを活性化させる役割があるため、牛肉や豚肉、いか、えび、牡蠣や納豆なども積極的に取り入れる必要があります。
さらに、栄養素の一つであるアントシアニンは、白髪の抑制に効果的で、メラニン色素を生成し、活性化させる働きがあるため、ブルーベリーやアサイー、ナスや黒豆などの食材も摂取するようにしましょう。
食材を見ていくと、和食で食事を摂っていれば大体が摂取可能なので、洋食や中華をメインとしている方は和食意識を持つと無理なく楽しみながら食事することができますよ。
他にメラノサイトを増やす方法はあるの?
メラノサイトを活性化させる方法は、食事だけでなく、白髪が生まれる頭皮にも注目することが大切です。頭皮ケアをすることによって、スムーズに黒髪を復活させる方法に繋がります。
メラチンが配合されたシャンプーを使う
メラチンとは、機能が衰えたメラノサイトを元気にする働きをするものです。メラチンが含まれているものはシャンプーにありますから、頭皮ケアしながらメラノサイトを活性化させる二つの役割をするものを選ぶと白髪改善に効果を期待できるでしょう。
メラニンを増やすとシミができる?
白髪に色が付くということは、メラニンが働いてシミができるのではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、まず増える心配はしなくて良いでしょう。
メラニンの数は人により、もともと数が決まっています。白髪を改善する食事内容であっても、肌にシミができる際に作り出されるメラニンは外部刺激から皮膚を紫外線のやけどなどから守るために生まれるのです。
そのため、紫外線やストレス、睡眠不足でシミができることはあっても、ダメージを負わなければシミができることはないのです。
白髪ケアは怠らずに!
メラノサイトを活性化させることや、チロシンを摂取していくことが白髪を改善する方法に繋がります。改善方法を試し、すぐに効果が表れるわけではないため、日々の積み重ねが必要になりますが、コツコツと行っていけば結果は付いてくるものなので、根気良く付き合っていくことが大切です。
▽こちらもおすすめ♡
椿油(カメリアオイル) でツヤ髪に!驚くほど手軽な使い方