2017年3月3日更新

溜まった老廃物を除去!グリコール酸ピーリングでもちもち肌に♡

ケミカルピーリングのひとつにグリコール酸ピーリングというものがあります。グリコール酸ピーリングは、濃度を調節して自分の肌に合ったケアをすることができるので、自宅で行っても美肌効果を得られます。そんなグリコール酸ピーリングの自宅でのやり方やサリチル酸ピーリングとの違いなどご紹介いたします。

  1. 目次
  2. グリコール酸ピーリングとは?
  3. 大切な肌のためにできること
  4. グリコール酸ピーリングの副作用
  5. 自宅でグリコール酸ピーリング
  6. 古い汚れとさよなら!

グリコール酸ピーリングとは?

グリコール酸はサトウキビやパイナップルに含まれるフルーツ酸から採取したピーリング剤です。色や香りはなく、水に溶けやすいので肌への浸透力に抜群に優れています。使用する方に合わせた濃度に調節できる特徴があります。

グリコール酸ピーリングの効果

グリコール酸ピーリングの小さい分子は肌の一番上にある角質層までしっかりと届きます。皮膚に浸透した薬剤は毛穴にぎっしりと詰まった汚れも見逃さずに落とし、角柱まで除去する効果があるので日々の角質ケアをきっちりと行いたい方にはピッタリです。

サリチル酸との違い

ケミカルピーリングにはグリコール酸ピーリングのほかにサルチル酸ピーリングというものがあります。従来のサリチル酸ピーリングは浸透力が異常に高く、血液の中にまで浸透してしまうことによってさまざまな副作用が出る強いピーリング剤でしたが、こういった危険な点を改善、改良したのがサリチル酸マクロゴールピーリングです。

このサリチル酸マクロゴールピーリングとグリコール酸ピーリングの決定的な違いは、浸透力の違いにあります。サリチル酸マクロゴールピーリングは皮膚の不要になった角質だけに働きかけるのに対し、グリコール酸ピーリングは不要な角質を排除するだけではなく、表皮の細胞に作用、働きかけることで肌の動きを活性させる役割を持ちます。

濃度を変えられるグリコール酸ピーリング

グリコール酸ピーリングは濃度によって強さを変えることができ、感じる痛みも異なりますが、グリコール酸ピーリングは少々刺激が強い特性があります。肌にできてしまったニキビを一刻も早く治したいという方はグリコール酸ピーリングを選択すると良いでしょう。

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大切な肌のためにできること

人の顔は手で触ってみると皮膚感を厚く感じますが、実際の中にある重要な部分はサランラップ一枚ほどの厚さしかありません。そのため、ゴシゴシと擦ってしまったり、反対に充分以上のケアをしてしまうと肌質によってはトラブルの元となってしまうのです。

グリコール酸ピーリングは肌にどんな効能がある?

グリコール酸ピーリングは、まず最も重要視したい点である古い角質を除去してくれる役割があり、その後、肌の奥底まで浸透する力を持っています。成分がしっかりと浸透することで、表皮の細胞を活性促進し、ターンオーバーを整えてくれ、肌になくてはならないコラーゲンやエラスチンの生成もします。

気になる効果は?

グリコール酸ピーリングがコラーゲンやエラスチンを作り出すため、肌が得られる効果としては、肌本来が持つハリ、弾力を取り戻し、多くの女性が気にするシミや皮膚のくすみ、しわ、毛穴の黒ずみから保湿効果まで得られることができます。

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グリコール酸ピーリングの副作用

肌にさまざまな効能・効果をもたらしてくれるグリコール酸ピーリングですが、副作用はあるのでしょうか。

肌にかかる負担‥

皮膚の奥底まで浸透するグリコール酸ピーリングは、一般的なピーリングと比較すると良い作用が期待できますが、その反面肌にかかる負担は強く、肌が弱い方が使用すると副作用が起きてしまうリスクが考えられます。

その副作用とは

グリコール酸ピーリングの副作用は、イボやヘルペスができやすくなったり、皮膚が日焼けしたようになったりと肌にかかる負担が出てくる場合もあります。また、水膨れができたり、湿疹、乾燥、カサブタ、色素沈着などの副作用が出る場合もありますので、肌が弱い方が使用する際は注意が必要です。

自宅でグリコール酸ピーリング

副作用を見てしまうと怖いと感じる方もいるかもしれませんが、使用法を守って使用すれば比較的安心して使用することが可能です。ピーリングはサロンで施術の形として行うことが広く浸透していますが、自宅でも簡単にケアを行うことができます。

濃度とphを確認

グリコール酸ピーリングを自宅で行う場合、使用を試みる薬剤の濃度は10%以下の薄い濃度のものを使うことにより、肌に優しく、それでいて美肌成分が含まれています。次にph(ペーハー)を確認しましょう。

phは数値が低ければ低いほど皮膚に浸透する力が強くなります。ただ、初めてケアを行う場合は最初は濃度を低めに、phを高めのものを使用し、慣れてきたら濃度を高く、phを低くしていくと良いでしょう。

自宅でのピーリングのやり方

グリコール酸ピーリングの使い方の基本は、薬剤の説明書を良く読んでから行うようにしてください。やり方としては、まず洗顔で大まかな汚れを洗い落としてから水気を充分に拭き取ります。

次に、デリケートな目や口の周囲を避けてピーリング剤を塗布、そして記載されている時間が経ったらぬるま湯でしっかりと洗います。ピーリング後は皮膚が敏感になっているため、保湿成分が含まれた刺激性の少ないもので保湿すると皮膚を保護してくれるため安心でしょう。

古い汚れとさよなら!

ピーリングにも種類はありますが、グリコール酸ピーリングは皮膚への浸透力に優れた点を持っており、しっかりと奥底まで綺麗にしてくれる薬剤です。肌ケアに気をつかう方は使用法を守って試してみましょう。