2017年2月3日更新
体にシミが突然増えた・・体のシミの原因と消す3つの方法
若いころからフェイシャルケアはしっかりやってきても、腕や背中、足まで気を配って紫外線からお肌を守ってきた人はそんなにいないですよね。最近になって体のシミが突然増えたという方!今からでも遅くはありません。体のシミを消す3つの方法をご紹介します。
突然増えた、体のシミ
シミは、ある日突然腕や手の甲、背中にできているのに気づきます。それは一夜にして何かが起こったわけではありません。
大量のメラニン色素が一気に表皮に到達
夏の海水浴や子供や会社の運動会、外で一日中何かをしていることが最近ありませんでしたか?曇っていても紫外線は出ていますし、長袖を着ていても紫外線は服をとおってアナタの肌に到着しています。
体には紫外線を浴びるとメラニン細胞が活性化し、茶色い色素を作り出します。紫外線をたくさん浴びると茶色いメラニン色素はたくさん作り出され、それが一気に表皮に到達すると突然増えたように見えるのです。
外的要因による肌の色素沈着
紫外線には長時間当たり続けていない、もしくは万全の紫外線カットをしてきたという方は、もしかしたらその体のシミはけがやヤケド、虫さされなどによって皮膚が炎症を起こしたことがある部位ではないでしょうか。またはいつも着る服が肌に擦れ続けていることはないですか?それとも顔を一日何度もこするように洗っていませんか?
色素沈着とは、ダメージや摩擦を受けた肌が傷つき、そこに色素が沈着してしまうことで、紫外線によるシミとは少し違うものです。
体のシミの種類と原因
体のシミには薄くできるものと肝斑のように原因のわからないもの、または皮膚がんの可能性を秘めているものがあります。
原因は紫外線、老化、ストレス
がんや皮膚疾患ではないのに体にできてしまったシミは、紫外線を浴びたこと、年を取ってきたこと、ストレスで新陳代謝が落ちたこと等が原因とされています。
老人性色素斑や油漏性角化症は薄い茶色から濃い茶色、黒っぽい茶色をしています。これらは紫外線を浴びて年を重ねてきた場合に背中や腕や手の甲など、紫外線を浴びる面積が多い場所によく見かけられます。
また、老化やストレスで新陳代謝が低下した状態が続くと、新陳代謝の速度が適正以下に落ち、垢となりはがれ落ちるはずのシミがいつまでもはがれ落ちず皮膚に留まってしまうため、体のシミとして残ります。
体のシミを消す3つの方法
紫外線による体のシミを消したり薄くしたり消す3つの方法をご紹介します。シミの状態やシミの治療にかけられる時間などから、自分に合った方法をお選びください。
1)自然にシミを消す
できてしまったシミは、新陳代謝により表皮に現れ垢となり体から排出されるのを待ちましょう。ただただ待つのはもどかしいですが、できることは基礎スキンケアです。新陳代謝を早めてしまうのはお肌に良くないと言われていますので、ピーリングでお肌を弱く痛めてしてしまわないよう、1日1回泡で肌を洗うことと適正量の保湿を基礎として、やさしく肌に接してください。
また、外出時はこれ以上新しいシミができないようUVカットのクリームを顔だけでなく体にも塗り、UV日傘やサングラスをすることで紫外線を浴びないような対策を続けてください。
2)皮膚科処方のシミ取りクリームでシミを薄く
ハイドロキノンとトレチノインという皮膚の表皮にできたシミを薄くするクリームを皮膚科で処方してもらえます。市販の化粧品にもこれらの成分は含まれていますが、皮膚科処方のクリームの方が濃度が高いので結果が出やすいというメリットがあります。塗り方さえ失敗しなければ、体のシミを消すには一番コスパがいい方法といえるでしょう。
▽時間の余裕がある人におすすめ
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3)先進治療で確実に体のシミを消す
美容皮膚科では、体のシミを先進医療機器を使って消すいくつかの治療法があります。部分的なシミにはシミ取りレーザー治療、広範囲に広がった背中のシミなどにはフォトフェイシャルという光治療がおすすめです。
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体のシミを消した人たちの口コミ
体にできてしまったシミを消した方々の口コミをご紹介します。
スキンケアアドバイザーおすすめ、体のシミ取り方法
スキンケアアドバイザーさんの説明によると、体にできるシミは顔より取れにくいもの。体のシミにはピーリング剤が良く効きます。
ジェル状のピーリング剤をシミが良くできる手の甲や腕に、ピーリング剤を乗せてそっとくるくる回すように擦ります。決して強く擦ってはいけません。そのうち白くポロポロした角質が取れてきます。これを週1回繰り返すとお肌がターンオーバーし、シミが入った色素が角質として取れてくるとのことです。
「ハイドロキノン」で手の甲のシミが消えた口コミ
スゴイとの第一声。お母さまの手の甲のシミがひどかったけれどもハイドロキノンクリームをつけたら1か月であっという間に全部薄くなったそうです。完全に消えたわけではないそうですが、その効果は実感できるものだったようで3本目を使い始めているとか。
ハイドロキノンクリーム(ホワイトクリーム) 日本製
アメリカでは液体窒素で焼きます(50代女性)
アメリカの皮膚科ではポピュラーなシミ取り方法だそうです。液体窒素で焼くことで、軽いやけどを起こして肌を再生させるという、痛みは何とか我慢できるというくらいの痛さとのことです。焼いたら自然治癒を待つのだそう。3か月後にはかなり薄くなり、1年後には全く見えなくなったとのことです。
痛みやかゆみのあるシミは医療機関を受診しましょう
体のシミの原因と対策についてはお分かり頂けたかと思いますが、もし痛みやかゆみ、凹凸ができ始めたのであれば、それはシミではない可能性が高いです。肌のトラブルは皮膚がんという可能性も秘めた、決しておざなりにできないものですので、皮膚科や大学病院等適切な医療機関を受診しましょう。