2016年10月4日更新
皮膚科のシミ取りクリームって効果あるの?失敗口コミを写真付で公開!
塗るだけでシミが取れると、NHKの番組などでも一時期取り上げられて話題になっていたシミ取りクリーム。実際の効果やシミがとれるまでの期間、副作用などについてご紹介していきます。
- 目次
- 皮膚科で出されるシミ取りクリームの種類は?
- シミ取りクリーム(1)ハイドロキノン
- シミ取りクリーム(2)トレチノイン
- 顔のシミ取りクリーム、失敗・副作用は?
- シミ取りクリームのうわさを検証
- まとめ
皮膚科で出されるシミ取りクリームの種類は?
シミ治療目的で皮膚科で処方されるシミ取りクリームは、主に「ハイドロキノン」と「トレチノイン」の2つです。医師が処方する医薬品で市販の化粧品などに比べて高濃度なため、使い方を間違えると炎症やシミが逆に濃くなったりという副作用もあるとか。それぞれのクリームの効果や使い方をまとめました。
シミ取りクリーム(1)ハイドロキノン
ハイドロキノンは、肌の漂白剤と呼ばれるぐらい、美白効果が高い美容成分です。美白効果は大歓迎ですが、“漂白剤”はマイケルジャクソンの真っ白な顔を連想させて、なんだか怖いですよね。ハイドロキノンの美白効果を詳しく知っておきましょう。
ハイドロキノンの美白効果
ハイドロキノンは肌の漂白剤と呼ばれるだけあって、シミのほかにも以下のような肌トラブルの改善に効果があります。
・シミ
・そばかす
・肝斑
・くすみ
・ニキビ跡
ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素の生成を抑えて、さらに減少させるので、シミの予防だけでなく、すでに存在するシミを薄くする効果も十分期待できます。
皮膚科処方のクリーム濃度は市販の数倍~数十倍以上
ハイドロキノンは以前は医療機関の処方が必要でしたが、法改正を受けてハイドロキノン配合の美白化粧品が販売されるようになりました。ロート製薬のオバジなども有名ですね。
皮膚科で処方されるハイドロキノンの濃度は5~10%、市販のハイドロキノン化粧品は1%以下~4%と、病院処方の方が濃度が圧倒的に高いです。高濃度なため、美白効果もその分期待できますが、塗り方などを間違えないようにしないと危険です。
ハイドロキノンの効果が出るまでの期間
ハイドロキノンクリームや軟膏は、1日1~2回洗顔後に綿棒でシミ部分に塗ります。シミよりはみ出して塗るとその部分が白斑になる可能性大なので要注意です。
ハイドロキノンの治療は医師の処方にもよりますが、2~3か月治療したら2週間~1か月ほど休むというサイクルで行うのが一般的です。長期間続けると肌が反応してくれなくなるため、休憩を挟むというわけです。
シミ取りクリーム(2)トレチノイン
トレチノインはビタミンAの誘導体で肌の代謝促進剤とも呼ばれ、お肌の角質を除去して皮膚の代謝(ターンオーバー)を促します。
トレチノインの効果
トレチノインは古くなった角質を除去して再生を促すので、以下のようなアンチエイジングに効果的です。また、皮脂の分泌を抑制する効果があるので、ニキビ治療も期待できます。
・シワ
・ニキビ
・シミ
・そばかす
・くすみ
トレチノインの効果が出るまでの期間
1日1~2回洗顔後にトレチノインクリームを綿棒でシミ部分に塗ります。ハイドロキノンと併用する場合は、トレチノインを先に塗って1~2分乾かしてからハイドロキノンを塗ります。
治療サイクルもハイドロキノンと同じで2~3か月治療したら2週間~1か月ほど休むを繰り返していきます。自己流は危険なので、1か月に1度ぐらい医師の診察を受けてお肌の状態を確認してもらいましょう。
顔のシミ取りクリーム、失敗・副作用は?
濃度が高く、取り扱いに注意が必要な皮膚科のシミ取りクリーム。ハイドロキノン単体で使用した方の口コミをご紹介します。
ハイドロキノンだけ、単体のみの効果
【28歳女性】
右頬の高い位置にできたシミを消したくてハイドロキノン治療をはじめました。朝晩顔を洗った後に綿棒でクリームを塗るだけなので簡単~と毎日続けました。
1か月半ぐらいするとシミ部分が薄くなってきたのですが、シミの輪郭の外側部分が白く色が抜けてる??調べてみると、これは白斑というもので、綿棒でシミの輪郭よリすこし大きめにクリームを塗っていたために、その部分の肌が白くなってしまったようで。。シミは薄くなったけど、周りの白い部分がかえって目立って、残念な結果になってしまいました。
ハイドロキノンによる白斑(画像)
シミ取りクリームのうわさを検証
市販のシミ取りクリーム、ハイドロキノン効果なし?
市販のシミ取りクリームや美白化粧品はハイドロキノンの濃度が低いため、シミの予防効果は期待できますが、できてしまったシミにはあまり効果がありません。
個人輸入のシミ取りクリームって効果ある?
アメリカや韓国などのシミ取りクリームで高濃度のものを個人輸入される方もいるようですが、濃度の高いクリームはそれだけ副作用の心配があります。個人輸入をして自己流で行うのではなく、医師に処方された薬を使い、定期的に診察してもらいながら治療することをおすすめします。
トレチノインとハイドロキノンは併用した方が効果ある?
トレインチノンで古くなった角質を除去したところに、ハイドロキノンを併用することで、肌の奥深くまで届いてシミやくすの治療効果をさらに上げることもできるので、併用効果は大いに期待できます。
まとめ
シミ取りクリームは時間の余裕がある人におすすめ
1日2回洗顔後に塗るだけといっても、それを2~3か月も続けるのはかなりの労力ですよね。シミ取りクリームの塗り方などが個人の裁量に任される部分が大きいので、炎症や白斑などの副作用が出る可能性も大いにあります。医師に経過を診察してもらうようにしましょう。
シミ取りクリームは、時間はたっぷりあって、お金をかけずにシミを消したい方以外にはあまりおすすめできません。
シミを確実に消したいならレーザーかフォト!
シミをすばやく確実にとるなら、シミ取りレーザーかフォトフェイシャルをおすすめします。医師が直接治療するので何より安全ですし、目に見える効果が期待できます。
▽シミ取りレーザー治療はこちら
シミ取りレーザー治療の不安解消!赤みや後遺症は?
▽フォトフェイシャル体験談はこちら
大量発生したシミ・そばかすをフォトフェイシャルでリセット【体験談/写真付】
手の甲のシミ取りクリームとして
デリケートな顔にシミ取りクリームを使うと、炎症したり皮が剥けたり、白斑になったりと副作用がいろいろと心配ですよね。そこで、手の甲や腕など身体の気になるシミやそばかすに使ってみてはいかがでしょうか?顔に比べてあまり目立たない場所なので、さほど神経質にならずにローコストでシミを取ることができます。