2017年3月1日更新

腸活ダイエット効果でポッコリお腹を解消!そのやり方(食べ物・体操)とは?

1年半ほど前から腸内活動=腸活は健康に良く、ダイエットにもつながることが「ためしてガッテン」や「金スマ」で取り上げられている「腸活」。ここでは、腸活って何だろう?なぜ腸活が良いのか?という基本的な理解を簡単にご説明し、そして腸活を始める・続けるための効果的なやり方についてご紹介いたします。

  1. 目次
  2. 腸内活動=腸活って何?~金スマに出演した小林弘幸先生の提言~
  3. 腸のバランスが崩れるとどうなるの?
  4. 腸活ダイエットのやり方と効果【食べ物編】
  5. 腸活ダイエットのやり方と効果【体操編】
  6. まとめ

腸内活動=腸活って何?~金スマに出演した小林弘幸先生の提言~

腸内活動とは、腸内環境を整え、それを維持すること。金スマに出演した順天堂大学教授の小林弘幸先生は、便秘やストレスは腸や心臓の動きと連動しており、それらは自律神経がコントロールしているとおっしゃっています。

また、医師である奥様が院長を務めるメディカルクリニックでの「便秘外来」を「健美腸外来」ともおっしゃっているように、自律神経がコントロールしている便秘を直すには腸の働きを良くすることが大切だそうです。

腸の状態によっては、便秘にもなり、むくみ、肌荒れをも引き起こす!?

腸内環境が、日常生活の何らかの原因(ストレスとか、生活環境の変化など)で悪化すると、便秘やむくみなど様々な症状を引き起こすそうです。

腸内環境、腸内活動って?

我々の腸には、多種多様な数百兆個もの細菌が生息しています。それらを大きく3つにわけたものが、「善玉菌」「悪玉菌」と「日和見菌(ひよりみきん)」です。この3種類の菌のバランスのことを「腸内環境」といいます。理想的なバランスは、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7。

このバランスを保つことが大切なのですが、体調や食生活、また年齢を重ねるごとにこのバランスは変化してしまうため、保つのが難しいのです。できるかぎりバランスを保つ活動のことを、「腸内活動」というのですね。

腸のバランスが崩れるとどうなるの?

腸のバランスが崩れるということは、善玉菌が減り、悪玉菌が増えるということです。悪玉菌は有害物質を作り出すため、便秘を引き起こします。金スマではなんと40年もの間、便秘だった例も。また有害物質は腸からも吸収されて全身に周り、肌荒れや老化につながると言われています。

善玉菌をいつも保てる?

じゃあ、善玉菌を体内に沢山維持しておけば大丈夫なのね!と言いたいところですが、残念なことに善玉菌は年齢とともにその数が減少していくのです。年を重ねるごとに、悪玉菌のほうが多くなる腸内バランスになってしまうということなのです。

年齢とともに腸のバランスは崩れやすい

若かったころは便秘なんてしなかったのに、最近はいままでのように毎日快適ではなくなってきた方、意外と多いのではないでしょうか。それもそのはず、善玉菌は年齢とともに減少しており、成人してからは乳幼児の90%が減少してしまう傾向にあります。善玉菌が体の中の10%となってしまうということです。

便秘が続くと太りやすくなる!?

便秘になると太りやすくなるのは、便秘によって腸が仕事をさぼっちゃうことが原因なのです。
悪玉菌が増えると、腸が有害物質を吸収し、便秘になりやすくなります。そして、腸内に便がたまると消化吸収のスピードが落ちてしまいますので、内臓が働きにくくなり、代謝が減ってしまいます。代謝が減ってしまうと腸に栄養や水分がたまってしまい、それが皮下脂肪になるのです。皮下脂肪が増えると「太ったなー」と感じますよね。

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腸活ダイエットのやり方と効果【食べ物編】

では腸内に善玉菌を多く保つためには、どんな食べ物を摂取すると良いのでしょうか。またどんな食べ物を摂取すると悪玉菌の餌となってしまうのでしょうか。

悪玉菌の餌は「高タンパク」「高脂肪」

タンパク質や脂肪は悪玉菌の大好きな餌となります。しかしながらタンパク質も脂質も、炭水化物とともにヒトの体に必要な3大栄養素です。タンパク質を摂取しないとエネルギー不足になったり、代謝機能が低下することになったりしますから、「摂取しない」のではなく、「取りすぎに注意する」と理解しましょう。低タンパクや低脂肪な日本食はお勧めです。

腸活ダイエットの定番「酢玉ねぎ」

善玉菌を増やしたいなら、善玉菌をふやしてくれる食材を摂取すればいいのです!
玉ねぎは善玉菌をふやしてくれるオリゴ糖が入っているうえ、脂肪の燃焼・排出を促す「ケルセチン」と硫黄化合物によるデトックス作用が働きます。さらに、お通じをよくする食物繊維を含んだ野菜です。ただし、玉ねぎだけで食べるのは非常にツラい・・・。

そこで、玉ねぎの味をマイルドに変え、食べやすくしてくれるお酢と一緒に摂取しましょう。お酢はなによりも、腸内の善玉菌を増やすことで便通を良くしてくれます。また内臓脂肪を減らす効果や、疲労回復効果、高血圧抑制効果、血中脂肪低下などなど、健康に良いたくさんの成分を含んでいます。ただし、お酢は摂りすぎに注意。殺菌作用もありますので、摂りすぎると胃を荒らすことにもなります。毎日少しずつ、が一番良いようです。

腸活ダイエットのやり方と効果【体操編】



腸を活性化させるためには、外からの力=体操も効果があります。ただし、このエクササイズだけを行えば腸のバランスが保てるのではなく、腸内バランスを整える食材を摂取も不可欠です。ぜひ一緒に試してみてください。

体操(エクササイズ)

特に弛緩性便秘の人におすすめの腸刺激エクササイズです。(金スマにて紹介されました)
右の腰骨と、左の肋骨の下あたりをそれぞれ手でつかんで、揉みます。この状態で腰をゆっくりまわしましょう。

生活習慣(毎日できること)

朝一杯のお湯を飲みましょう。水でもよいのですが、常温であるお水(≒お湯)が、体には良いです。朝起きてすぐに飲むと、寝ている間に溜まった口の中の雑菌が体内に入ってしまいますので、一度口をゆすいでから飲むのがお勧めです。

まとめ

腸活ダイエットと聞くと、「痩せる」とか「体重が減る」、「ウェストが細くなる」というイメージに直結しがちですが、腸内バランスを整える活動を行うことで、健康的で、太りにくい(=新陳代謝の良い)カラダを維持していくということです。腸内バランスが整った結果、いままで通り食べても皮下脂肪が溜まらない健康な体となり、便秘のポッコリおなかも解消できたりするわけです。
さあ、あなたも腸活でいつまでも「健康」と「若々しさ」をキープしましょう。