2017年1月17日更新

シアバターの使い方が万能すぎると評判!!驚くべき効果効能って?

西アフリカに生息する200年から300年と樹齢の長いシアの木の種から取れるシアバター。その万能な効能から、西アフリカでは生まれたての赤ちゃんの全身にまず塗るオイルがシアバターだそう。究極の低刺激に加え、ヤケドや傷などの炎症にも効くとされている保湿ケアの代表格シアバターのさらなる使い方をご紹介します。

  1. 目次
  2. シアバターの豊富な効果効能
  3. シアバターの使い方 ~顔・ボディ編~
  4. シアバターの使い方 ~髪・頭皮編~
  5. 美容以外にもお試しあれ
  6. おすすめシアバター

シアバターの豊富な効果効能

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シアバターはその効果効能が多岐にわたり非常に豊富です。お顔や頭皮、リップクリームやハンドクリームとしてなど、皮膚への保湿はこれ1つで万能に活躍します。どんな成分が入っているのでしょうか。

シアバターとは?

天然由来の植物性油脂、シアバター。高い温度で溶けるため、通常常温では固形化しています。それゆえ「バター」と言われています。効能は万能で、新生児や乾燥肌への保湿だけではなくケガやヤケドの治癒薬として、またかゆみどめとしてなど、古来より西から中央アフリカで「真皮の木」とされ、長く大切に使われてきました。

シアバターに含まれる成分

シアの木の種子から摂れるシアバターは、ステアリン酸、オレイン酸をその主成分としています。そのほかにもいくつもの脂肪酸を含んでおり、ヒトの皮膚とその成分が非常に近しい脂肪酸ばかりが入っています。そのため使用可能範囲は多岐にわたっているのです。

ステアリン酸もオレイン酸も酸化しにくく、抗酸化作用であるビタミンEも含むため、皮膚にシアバターが浸透するとお肌を守ってくれます。

シアバターの使い方 ~顔・ボディ編~

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シアバターをスキンケアで使う効果、これはズバリ保湿です。それ以外にも老化防止や日焼け止めにその効能を発揮しています。

顔の保湿や日焼け止めに効果的

シアバターはその高い保湿力で乾燥からお肌を守ってくれます。顔への使い方は、洗顔後化粧水や乳液等でお肌を整えた後に、シアバターを少量手のひらにとって温めます。シアバターは体温の36度程度あれば溶けてトロトロに伸びますので、少量でもしっかり伸びて顔全体をケアすることができます。

また、外出はせず家にいる日などは、しっかりUVケアメイクをしたくないですよね。そんな時にシアバターを塗ると、それに含まれるエステル成分が紫外線を吸収してくれますので、日焼け止めにも効果があるというわけです。

ボディクリームとして

シアバターは皮膚を柔らかくして乾燥から守る働きがありますので、カサカサになりやすいヒジやひざ、かかとや手の甲などに少量を温めて伸ばし塗ると効果的です。また、お風呂を上がった後にボディクリームとして全体に塗ると、保湿力高く皮膚を維持してくれます。

▽入浴剤とダブルで保湿
寒くなると乾燥肌になるアナタにおすすめの入浴剤

シアバターの使い方 ~髪・頭皮編~

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頭皮ケアとして使うのであればその保湿力を効果的に使いましょう。髪の油分を補い、ツルツルな髪質になれるシアバターシャンプーもおすすめです。

シャンプー前に頭皮ケアとして

シャンプー前にシアバターを少量手で溶かし指先につけ、マッサージするように頭皮に付けます。油分が乾燥を防ぐうえ、頭皮の汚れを浮かせて落としてくれます。頭皮には顔のTゾーンの2倍の皮脂線がありますので、つけすぎには注意しましょう。そのあとはしっかり頭皮をお湯で洗い流してください。そして通常通りシャンプーやトリートメントを行ってください。

ヘアワックスとして髪がツヤツヤに

髪を洗ったのち乾かす前に、シアバターを髪に少量つけてからドライヤーをしてみてください。髪の毛がツヤツヤになり、手触りが違うのが分かります。また、ドライヤー熱から髪の毛を守ってくれていますし、日中に髪の毛がパサつくことも無いので、ヘアケアとしてはもう十分役目を果たしてくれます。

美容以外にもお試しあれ

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顔の保湿や日焼け止め、ヘアワックスだけでなく、そのヒトの皮膚と似た成分であることと抗菌作用を持ち合わせていることから、様々な使い方があります。

ニキビには効く?

ニキビは皮脂の分泌量が多すぎることを起因として発生します。シアバターを塗りすぎると油分が皮膚に多く停滞するため逆効果となることもありますが、保湿力不足による皮脂分泌過多がニキビの原因である場合、シアバターで保湿をきちんと行うことで皮脂分泌量が抑えられることもあります。

アトピー性皮膚炎には効く?

アトピー性皮膚炎の場合はかゆくて掻いてしまい、そこでできたひっかき傷から菌が入り込みまたかゆくなる、という悪循環が考えられます。シアバターは昔からヤケドの薬として使用されていたように、抗菌作用がありますので、傷つけて弱ってしまった皮膚を菌から守ってくれる働きをします。ヒトの皮膚と似た成分なのでシアバターによる炎症はほぼありません。

おすすめシアバター

シアバターと言えば思いつくのがロクシタンです。ロクシタンは西アフリカのブルキナファソという貧しい国から、フェアトレードにてシアバターを輸入しています。ブルキナファソでは女性のみが触ることを許されている木とされており、女性のシアバター生産における活躍が今後も期待されます。フェアトレードでお互いがハッピーになっているのです。