2016年12月15日更新

赤ら顔・赤あざを保険適用で治療!Vビームレーザーの効果と副作用まとめ

アナタは「赤ら顔」や「赤あざ」を気にしていませんか?頬から顎骨にかかるあたりやこめかみの周りにジワーッと広がる赤い皮膚や、ポツっとできた赤い斑点。生まれつきのものやいつのころからか出始めたか分からなくて原因の特定できない症状です。もし赤ら顔や赤あざなら、保険も適用される効果的な治療方法があるので今の状態を確認してみてはいかがですか?

  1. 目次
  2. Vビームレーザーってどんな治療?
  3. Vビームレーザー治療で効果を発揮する症状
  4. Vビームレーザーって痛いの?副作用はあるの?
  5. 赤みはどのくらいで消える?気になる照射回数とダウンタイム
  6. Vビームレーザー治療後もケアは十分に

Vビームレーザーってどんな治療?

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レーザー治療の一種

Vビームレーザー(ダイレーザー)とは、赤い色に反応しヘモグロビンにダメージを与えることで、毛細血管が通常より拡張してしまっている赤い部分の、1つ1つの血管を収縮させることができます。

Vビームレーザーを照射すると、赤い色素が反応し、余分だった毛細血管が細くふさがれ、色素が排出されていき、周りの皮膚と同じような色へと戻っていきます。

皮膚科や美容皮膚科で保険適用

「毛細血管が拡張してしまった病気」であれば、健康保険が適用されます。医学的な病名は「単純性血管腫」「苺状血管腫」「毛細血管拡張症」の3つです。

これらのうちどれかに当てはまれば、Vビームレーザーで治療を行う場合は健康保険適用となりますので施術費用が安く抑えられますね。事前に医師に健康保険適用かどうか確認しましょう。健康保険適用のためには、3ヶ月以上の間を空けて治療を行う必要がありますので、治療の全容についても確認してください。

Vビームレーザー治療で効果を発揮する症状

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Vビームレーザーを照射すると、どういう症状に効果が見られるのでしょう。

赤ら顔や赤あざ

健康保険が適用される、いわゆる毛細血管が拡張してしまった病気には、効果が早く見られます。毛細血管による赤ら顔は3回ほど施術した段階でかなり赤みが無くなっていることを実感できますし、盛り上がったような赤いあざはVビームレーザー治療が終わった直後から赤みが薄れているのが分かる場合もあります。

赤いニキビ跡や下肢静脈瘤

ニキビによる赤い跡にも、効果を発揮します。Vビームレーザーを照射することでニキビの治癒が早まります。また、跡が赤いうちに照射すれば、ニキビ陥没が起きてしまう前に元通りのお肌に戻れる可能性があります。

下肢静脈瘤においても、毛細血管に血液が滞っている状態から赤い線が消え、周りの皮膚と同じ色へと治っていきます。消しにくいとされる妊娠線や肉割れにも効果を発揮します。

Vビームレーザーって痛いの?副作用はあるの?

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レーザーというのですから、レーザー光線が肌に当たっているわけです。どのくらい痛いのでしょう。お肌やカラダは大丈夫?

輪ゴムがパチンとはじける程度の痛さ

Vビームレーザーを使用する際は、麻酔注射や麻酔クリーム、麻酔テープなどは一切不要です。レーザーを当てる際パチッと感電するような痛みがありますが、冷却ガスを使用するため痛みはたったそれだけです。

もし痛みがこわかったり気になるようでしたら、医師に麻酔クリームを塗ってもらうことができる場合がありますので、相談しましょう。

痛かった部分に傷跡はできませんし、光線を見ないようにアイマスクを付けますので、レーザーによるカラダへの悪影響はありません。

副作用は事前に知っておくことが大切

まれに、レーザーの跡が残って、肌の白い部分と赤い部分がまだらになってしまったという事例があります。Vビームレーザーの症例が多く、副作用が出た場合のアフターケアが完備した皮膚科・美容クリニックを選びましょう。

赤みはどのくらいで消える?気になる照射回数とダウンタイム

照射回数は一般的には3回から5回

1回の照射で赤みが取れた方でも、数週間後に赤みがすこし戻ってくることがあります。そんな戻りも1か月に1度、合計回数として3回ほど照射すると、綺麗に赤みが無くなっていきます。

また、健康保険が適用されている場合は3ヶ月以上の間隔を空けて診察し、経過観察していく必要がありますので、やはり照射回数も通院回数も3回くらいをかんがえておいたほうが無難です。

ダウンタイムは1~2週間から、長いと1ヶ月

Vビームレーザー治療によってすこし腫れた場合は、1日か2日も経てば落ち着いてきます。また内出血した場合は、お肌の色が戻るまでに2週間を目安としておくとよいでしょう。

ただしお肌の個人差によっては、日常生活で気にならなくなるまで1ヶ月近くかかる場合もあります。ダウンタイムを事前に知っておくことで、施術後の予定を空けておく等対策が取れますね。

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Vビームレーザー治療後もケアは十分に

Vビームレーザーで治療したあとは、お肌の皮膚表面が弱くなりがちです。元通り回復するのに必要なのは乾燥させないことと、紫外線から逃れることです。保湿クリームを塗ったり日焼け止めクリームを塗って、綺麗になったお肌を守ってあげましょう。