2017年1月19日更新

脂肪溶解注射(メソセラピー)で皮下脂肪がとれる!夢のような効果や料金、失敗&リスクをまとめ

脂肪細胞の数は成長期を超えると一生変わりません。太ったり痩せたりするのは脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりするから。その脂肪細胞の数そのものを減らすことができる脂肪溶解注射(メソセラピー)がいま注目されています。気になる効果や料金、リスクなどをまとめてみました。

  1. 目次
  2. 脂肪を溶かす注射とは?
  3. 脂肪溶解注射の効果
  4. 脂肪溶解注射のデメリット&リスク
  5. 脂肪溶解注射の失敗やリスクを回避
  6. 注射の後の行動が一番大事

脂肪を溶かす注射とは?

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脂肪溶解注射すなわち脂肪に薬を注入する治療法はメソセラピーと呼ばれ、60年前からヨーロッパで始まっていました。現在では痛みを軽減する種類の注射も選択できます。

脂肪溶解注射(メソセラピー)の薬剤効果

脂肪を分解して溶かしてしまう薬を注射でカラダの中に入れますので、薬の成分が気になります。薬剤は高脂血症や脂肪肝の治療に使われる医療薬剤がその成分ですので、安心してください。

これらにアミノ酸やビタミン剤というカラダに有効な栄養素を加えたものが注射の中身です。この薬剤が脂肪に浸透すると脂肪細胞を分解します。

分解された脂肪細胞は、血液に乗って尿から体外へ排出

分解された脂肪細胞は液体化し、体内にとどまるのではなく血液の循環に乗り血管をとおって尿として体外へ排出されていきます。血液循環も活発になりますし、脂肪細胞が体外へ排出されるので心配することは何もありません。

脂肪溶解注射の効果

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あきらめていた脂肪が取れる、夢のような注射なのではないかとわくわくしてきますよね。カラダの部位ごとに、どのように注射の効果が現れるかなども知っておきましょう。

一度痩せたらリバウンドしにくくなる

脂肪細胞を分解するのですから、当然皮下脂肪であるセルライト部分も分解するということになります。脂肪細胞の数が減るため、注射を行った部位はもう「目に見えて太る」ことがなくなるでしょう。

お尻から太ももに多くみられるセルライトと一生仲良く付き合う覚悟をしていたアナタ、脂肪溶解注射でセルライトとさよならする時がやってくるかもしれません。

効果が分かるまでのリードタイムが短い

注射を1か月ほど定期的に打つと効果が見えると言われています。顔やアゴは見た目に脂肪細胞量が減ったことがわかりやすい部位ですので初回の注射から少しずつ効果が現れることも。

また、二の腕、お腹、太ももは、皮下脂肪が多いため、皮下脂肪が無くなったことが分かりやすいです。細くなったことが実感できるって、最高の結果ですよね。

カラダへの施術負担が少ない

脂肪吸引は手術により部位を切開するため、合併症など様々な心配がありますが、注射は手術入院も切開も一切ありませんので、カラダにかかる負担はほとんどありません。

また、脂肪吸引にありがちな脂肪除去ムラによる凹凸も、薬剤には浸透ムラが無いため心配ありません。

脂肪溶解注射のデメリット&リスク

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もうこれはノーリスクハイリターンに違いない、と結論付ける前にデメリットがゼロでは無い事を知っておきましょう。

脂肪溶解注射による短期間の痛み・腫れ・内出血も

脂肪溶解注射は、その薬剤が脂肪に到達した瞬間から脂肪細胞を分解していきます。これにより、軽い腫れ、むくみ、痛みが生じます。個人差があるものの、大抵これらの副作用のどれかや、注射による内出血が発生します。

また、脂肪が溶解する際に熱っぽさやかゆみを感じることもあります。これらは1日か数日で治まることが多く、心配には及びませんが、もし1週間経っても副作用が無くならない、または痛みがひどいようでしたら、治療を受けたクリニックへ早めに相談しましょう。

注射を追加することにより料金が高額になる恐れも

注射は1回2万から4万円と決して安くない価格です。そして1回ではどの部位もほぼ効果が見られません。比較的効果が出やすいと言われている顔やアゴでも1週間から2週間の間をあけて3回から5回、注射を打つ必要があります。また、部位によってはなかなか効果が現れず、注射の回数や量を増やすことも考えられます。

自分の予算を把握し、美容クリニックへの総額料金がどのくらいまでなら続けられるか、正直なところを医師と相談するのが後悔のない投資となるでしょう。

脂肪溶解注射の失敗やリスクを回避

リスクを知った以上、失敗しないために避けて通れるものなら回避しておきたいですよね。

料金が高額になってしまうリスク

インターネットの口コミなども使用して信頼できる美容外科を探し、注射部位だけでなく料金についても事前に納得いくまで専門医師と相談しましょう。

効果が表れにくいリスク

注射した日は水分をしっかり摂り、代謝物を流すことが大切です。注射は手術ではありませんので、その日から普通の生活ができますから、ぜひ運動をしましょう。

これを機に脂肪を燃焼させるような運動を継続的に行うと、現れた効果が長続きするかもしれません。脂肪細胞が減ったからと言ってどんなに食べても太らない、というわけではありません。摂取エネルギーが過度であればやはりリバウンドのように太りますので、エネルギーの摂取量も今まで通り気をつけましょう。

注射の後の行動が一番大事

脂肪溶解注射の効果を最大限引き出すには、注射だけでは足りません。アナタの行動が一番大事。脂肪細胞が減ったからと言って過度なエネルギー摂取はNGです。

カラダのすべての脂肪細胞が無くなったわけではないのですから、残っている脂肪細胞が大きくなると、注射の効果が大きな脂肪に隠れてしまいます。せっかく細くなった部分をキープするために、カロリー摂取量と運動はこれまでと同じように気をつけて続けましょう。