2017年5月22日更新

開帳足はインソールやテーピングで治療できるの?原因や治し方を教えて!

外反母趾が痛くて、歩きっぱなしや立ちっぱなしがつらいというあなた、開帳足になっている可能性があります!以前まで履けていた靴やパンプスが入らなくなったり、魚の目やタコができやすくなるなどの症状があれば要注意ですよ。開帳足の原因や治療方法、予防法などをご紹介します。

  1. 目次
  2. 開帳足とは?
  3. 開帳足の原因
  4. 開帳足を治すおすすめ治療方法
  5. 開帳足の予防方法
  6. まとめ

開帳足とは?

外反母趾の延長

外反母趾になると、親指が足の外側に飛び出した状態になりますよね。そうすると、人差し指の骨との間に空間ができてしまいます。こうした状態を一般的に開帳足と言います。

つぶれたアーチ

通常、足の指のほうから真正面に足をみると、足の甲にはきれいなアーチができます。しかし、開帳足の人はアーチがつぶれてしまい、横に広がった状態になってしまいます。

横に広がると、足の指も隙間が空いてどんどん広がってしまい、今まではちゃんとはけていた靴が入らなくなってしまったり、足の裏にたこや魚の目ができてしまう原因となる可能性があります。

開帳足の原因

歩き方が原因

足の甲のアーチがつぶれてしまうのは体重の増加だったり、運動不足や老化などといった説がありますが、一番原因となっているのが、悪い歩き方をしているということです。

自分の歩き方をまじまじと見る機会はありませんが、普段から足の指に体重を乗せずに足の裏全体を使ってぺったぺったと歩いている方は要注意ですよ。この歩き方が、足の甲のアーチ筋を使用しないために、どんどん筋力が衰えて開帳足になると考えられています。

合わない靴やパンプスが原因

サイズの合わない靴や、ゆるゆるの靴、パンプス等を履いていませんか?サイズの合わない靴は開帳足になってしまう原因になるだけでなく、外反母趾をも悪化させてしまうのです。ヒールの高いパンプス等を長時間履いているのも足にあまりよくありません。

足の甲にあるアーチ筋が衰えると、足が疲れやすくなったり、踏ん張りがきかなくなってしまいます。こうなると、日常生活で歩くときや立ち続けるときなどにも支障が出てきてしまいますよね。女性であれば、可愛いパンプスやサンダル等を履いた時に、見栄えにも悪くなってしまいます。

靴は、自分の足にあったものを選ぶようにしましょう。

開帳足を治すおすすめ治療方法

テーピングの矯正は開帳足にNG

開帳足の治し方でテーピングで矯正してしまおうという方がいます。アーチがつぶれてしまっているので、その形を作り出すためにテーピングで矯正しても、本来ある筋肉を鍛えることにはつながりません。

本来の筋肉を鍛えなおすことが一番の治し方になりますから、テーピングで矯正するという治し方は理にかなわず、おすすめしません。

インソールを変えて開帳足を治す

靴の中敷きであるインソールを変えて、開帳足を治すという方法があります。開帳足を予防、防止してくれる対策用のインソールは、開帳足だけでなく外反母趾に対しても効果的なものが多く販売されています。

インソールを変えるだけで歩きやすくなったり、疲れにくくなったりとその効果を実感する機会が増えることでしょう。改善されていくと、自分の足の幅が思っていたよりも全然狭いんだということに気づかされます。

サポーターも開帳足に効果的

開帳足の治し方として、サポーターをつけるというのも良いですね。開帳足専用のサポーターであれば生地の薄いものが多いので、つけたまま靴を履くことができます。

程よい締め付けがあるので付けていると足の調子も良くなり、タイツなどを履けば目立たなくなるので女性でも使用しやすいでしょう。

サポーターであれば、整骨院などから提案されている商品も販売されていますから、非常に効果が高いと言われています。家にいる時にもつけることができるので、インソールよりも持続効果が長いのです。

開帳足の予防方法

足の形を日々観察

開帳足は、関節が固くなると矯正するのが難しくなってしまいます。そのため、足の形を日々しっかりと観察して、足の形が変形してきたと感じたらすぐに治療に取り掛かります。初期の段階であれば、テーピング矯正も効果的になります。

足のストレッチ

そもそもアーチ筋が衰えることが原因で開帳足になるため、足の筋肉をあまり使わないという方は日々ストレッチすることをお勧めします。床に広げたタオルを足の指で手繰り寄せたり、床に裸足で立って足の指でつかむようにしながら前進するなど、ストレッチ方法は様々です。

また、歩く時は常に歩き方に注意を払います。足の裏でペタペタ歩かず、かかとからつま先へ力をうつしながらしっかりと歩きましょう。歩き方を根本から改善するのが予防に一番重要なことなのです。

まとめ

見た目にもあまりきれいとはいえない開帳足。その原因は日々の歩き方にありました。

現代は特に、歩く時間が短くなっている人が多くいることでしょう。室内でできるストレッチがあるので、日ごろから足のストレッチを行うように心がけると良いですね。また、歩く用事がなくとも、一日の数分を散歩などに充てるとリラックスにもなるので非常に効果的ですね。

日々のストレッチを怠らず、開帳足を根本から予防するようにしましょう!

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