2017年3月6日更新

エラスチンは食品で増やせる?エラスチンでお肌プリプリ効果♡

アナタの頬は押すと弾力をもって元に戻りますか?血管や心臓も弾力をもって動いていますが、これらの弾力はエラスチンという線維によって生まれています。年齢を重ねるとエラスチンがどんどん減ってきてしまいますが、食品などで補うことがはできるのでしょうか?

  1. 目次
  2. エラスチンとは?
  3. エラスチンとコラーゲンの関係
  4. 減っていくエラスチンを食べ物で補う効果
  5. エラスチンをコラーゲンと一緒にサプリメントで摂ろう!
  6. エラスチンはお肌だけでなく人体に重要

エラスチンとは?

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英語でエラスチンは「エラスティック」と言い、「弾力や伸縮性のある、しなやかな」という意味です。

コラーゲンをつないで弾力を発生させる役割

ヒトの皮膚には表皮と真皮があり、真皮のなかにエラスチンがいて、網の目のように存在しているコラーゲン同士をつなぎとめる役目を果たしています。エラスチンによりコラーゲン同士がつながると弾力を持ちます。

エラスチンはコラーゲンと同じくカラダのいろいろな場所にいる

コラーゲンは骨や血管、関節などにも存在し、骨や軟骨、血管を作っています。もちろんエラスチンもお肌の真皮層だけにいるのではなく、じん帯や動脈、肺に存在し、カラダが柔軟に動くための役割を果たしています。

エラスチンとコラーゲンの関係

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エラスチンはコラーゲン同士をつなぐことでお肌に弾力を発生させます。二人は生まれ故郷も同じ、幼なじみです。

線維芽細胞によってどちらも生み出される

エラスチンとコラーゲンはお肌の奥にある真皮層というところで、線維芽細胞から作られます。線維芽細胞は新陳代謝によってどんどん新しい細胞を作り出す場所です。エラスチンはコラーゲン同士を真皮層でつなぎ、肌に弾力を与えます。

真皮層はエラスチンとコラーゲンの繊維組織の間を埋めるかのように、ゼリー状のヒアルロン酸という物質も作り出しています。ヒアルロン酸は水分を抱え込むことができるので肌の潤いとなります。

エラスチンとコラーゲンとヒアルロン酸という三兄弟がお肌の弾力やハリとなる

エラスチンとコラーゲンだけでなく、そこにヒアルロン酸が加わることでお肌の弾力とみずみずしいハリが生まれます。

3種類とも真皮層の線維芽細胞が作っているのですが、20代を超えるとこの線維芽細胞の生成機能が低下してしまい3種類とも減っていくのです。その原因は活性酸素です。

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減っていくエラスチンを食べ物で補う効果

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活性酸素が増えすぎると、エラスチンを作る機能が衰えていきます。食べ物でお肌の中にエラスチンを補えば、効果はでるのでしょうか。

年齢を重ねると、三兄弟は活性酸素にやられて減っていきます

活性酸素はばい菌や細菌から細胞を守ってくれる役割を持っており、カラダに必要不可欠です。しかし長年紫外線を浴びたり、大人になるとストレスや飲酒、喫煙によって活性酸素は必要以上にカラダの中に増えてしまいます。増えすぎると、せっかく細胞を守ってくれていたのに今度は細胞を弱らせ傷つけてしまいます。

エラスチンとコラーゲン、ヒアルロン酸を作っていた線維芽細胞もこれにより弱っていきます。大人になるとお肌の弾力やハリがだんだん無くなっていくのはこのせいです。

エラスチンを食べ物で摂取しても肌には直接届きません

カラダの中で作られる量が減っていくエラスチン。鶏の手羽先や軟骨、牛スジやモツ、煮魚にもエラスチンは含まれていますが、食べ物でカラダの中にはいったエラスチンはお肌に直接届くことはないとされています。

それは、食べたエラスチンが胃や腸で分解されて違う物質となり吸収されてしまうからです。ちなみに皮膚の表面に塗ってもお肌の真皮層には届きません。

エラスチンをコラーゲンと一緒にサプリメントで摂ろう!

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食べ物でエラスチンを増やすことは難しいことは分かりました。弾力を作り出すコラーゲンと一緒にサプリメントで摂れば、効果は期待できるでしょうか。

肌の生まれ変わる直前にサプリメントで摂取しよう

エラスチン配合のサプリメントを摂取しても、残念ながらエラスチンそのものがお肌に届いて増えることは立証されていません。ただ、サプリメントはエラスチンだけでなくその他のカラダに摂取可能な成分が入っていますし、錠剤という毎日続けることが簡単な形状なので、抗酸化物質の入ったサプリメントを使い続けることで、エラスチンを作り出す機能の活性化は見られるかもしれません。

サプリメントは肌の生まれ変わる「新陳代謝」が始まる直前に飲むと、より効果が期待できます。新陳代謝は夜寝ている時、22時から夜中の2時に一番活発になると言われていますので、寝る直前にサプリメントを飲むと良いでしょう。

活性酸素を押さえることがエラスチン生成のカギ

発想の転換をしましょう。エラスチンがカラダの中に増えるためにエラスチンを摂取する、という直接的な発想から、エラスチンを作り出している機能をもう一度活性化させることで、エラスチンをカラダに作り出してもらおうということです。

エラスチンを作り出している線維芽細胞は活性酸素によって弱るのでしたね。であれば、抗酸化物質であるビタミンCやE、ポリフェノールの入った食事を心がけてみてはいかがでしょうか。

ビタミンCならブロッコリ、Eはアボカド、ポリフェノールは赤ワイン、そしてリグナンという抗酸化物質のゴマなどがおすすめです。

エラスチンはお肌だけでなく人体に重要

エラスチンはコラーゲンを繋いで弾力を発生させることでお肌がプリプリになり、年齢とともに減るためサプリメントで抗酸化作用の摂取が効果的ということが分かりました。

また、エラスチンはお肌の弾力だけでなく、血管、じん帯や心臓の弾力など、ヒトのカラダの弾力を担当しています。非常に大事な役割を持っているのですね。