2017年1月19日更新

お腹の脂肪吸引、成功の鍵は圧迫にアリ!経過を怠ってはNG

お風呂に入っている時、ストレッチをしている時、視界に入って目障りなぷるるんお腹の脂肪。ダイエットしてもお腹じゃないところから痩せてしまい、いっそのことお腹の脂肪を全部吸引したい欲求に駆られてしまいますよね。お腹の脂肪を吸引するシンプルな治療方法ですが、その効果や副作用はどうなのか調べてみました。

  1. 目次
  2. お腹の脂肪を吸引するとどうなる?
  3. お腹の脂肪を吸引した後は圧迫が重要
  4. お腹の脂肪吸引はダウンタイム1か月
  5. 術後の経過も圧迫が重要
  6. お腹の脂肪吸引にかかる値段は安くないからこそ、慎重に

お腹の脂肪を吸引するとどうなる?

shutterstock_413087152

お腹の脂肪が吸引できたらこんな素敵なことはありません!

お腹に付いている「皮下脂肪」を吸引します

女性のお腹には内臓脂肪と皮下脂肪の両方が付いています。皮下脂肪は女性が出産するために必要なカラダを温める役目があるために多く付いています。この皮下脂肪の細胞を、横腹やおへその脇から穴を開けて吸引医療器具を使い医師が手術により脂肪を吸引します。最近はメスでカラダを傷つけることなく、脂肪細胞を融解して老廃物として排出できる医療器具も登場しています。

吸引部分の脂肪細胞の量が減るということは

脂肪細胞は重たくないのであまり体重は変わりません。しかし吸引部分であるお腹の脂肪細胞の量は減りますから、術後ケアを怠らなければ術後1カ月程度経つと細く見えるようになります。

一方で吸引していない部分の脂肪細胞はこれまで通りカラダについていますから、食べすぎや運動不足が続くと残っている脂肪細胞は大きくなり、やはり太ります。

お腹の脂肪を吸引した後は圧迫が重要

shutterstock_343674332

脂肪を吸引するということは、血管組織や脂肪組織を傷つけて脂肪を取り除くということですので、吸引部分の周辺組織が傷から回復するまでは痛みや内出血、腫れやむくみやしびれが起こります。

お腹を圧迫する理由

術後すぐ圧迫の包帯を強めに巻いたりコルセットのような圧迫装具を装着します。脂肪を除去した部分は空洞になっており、カラダを動かすたびに傷みが生じるため、空洞を無くし組織をなるべく動かさないよう固定して、回復を早めるために圧迫します。

手術個所を適切に圧迫することによって、余計な出血やむくみを防ぎます。空洞部分の皮膚組織は緩く動きやすいのでここを固定することによって痛みを軽減します。そしてなによりも希望通りの結果となるために、圧迫固定して空洞部分が線維組織で埋まってしまうのを防ぎます。

術後から3日間はお風呂に入れません

お腹の脂肪吸引の場合は、術後3日間はお風呂に入れません。傷口への雑菌混入を防ぐことや、吸引部分を洗うことで外側から刺激をしないようにするためです。そしてこの間も医師の指示に従って圧迫し続けます。

術後から1ヶ月間は圧迫し続けます

お風呂に入れるようになっても圧迫は最低1カ月は続けます。当分はシャワーでカラダをきれいにするのみで、圧迫にきちんと時間を費やしましょう。湯船にゆっくりつかれるようになるには1か月辛抱する必要がありそうです。

お腹の脂肪吸引はダウンタイム1か月

shutterstock_119446654

術後から痛みや腫れが始まり、次に1週間を過ぎると拘縮が始まり、手術部分が突っ張った感じになります。これがなくなるまでに術後大体3週間は必要です。余裕を見て1か月はダウンタイムが必要と考えてよいでしょう。

術後は痛みや腫れ、むくみが襲ってくる

成功した手術なら、術後は内出血や痛み、腫れやむくみ、場合によってはしびれも少々感じるかもしれません。これは脂肪細胞が除去された証拠です。逆にあまり痛みやむくみを感じない場合は、除去された脂肪が少なすぎて、結果が思うように出るかどうか心配です。

ダウンタイムが軽い手術を希望すると効果が薄くなりますので、ダウンタイムに十分耐えられる手術時期や期間を予定しておくことをおすすめします。

拘縮が終わるまでは1か月はかかると思ってください

術後1週間を過ぎると、だんだん痛みや腫れやあざが無くなってきますが、代わりに拘縮が始まりますので、お腹が突っ張った感じがし、凹凸が確認できるようになりますが、2,3か月経つと無くなります。凹凸を無くし綺麗な仕上がりとするためにも、圧迫は続けましょう。

術後の経過も圧迫が重要

shutterstock_259325348

経過を良くするために、また結果を満足いくものにするために、患部圧迫は1か月、絶対に止めないで続けてください。

思い通りの結果になるには、術者の技術とアナタの圧迫

思い通りの結果を手に入れるためには、施術した先生の腕も必要ですが、術後アナタが1ヶ月間圧迫し続けたかどうかにもかかっています。圧迫を続ける理由は、手術によって薄くなった脂肪層をそのままの薄さで維持し、脂肪組織の回復を完成させるためです。脂肪層を薄くするのは術者である医師ですが、脂肪細胞を薄いまま回復させるのはアナタです。頑張って。

圧迫を自分判断で止めると満足のいかない結果になることも

圧迫を途中で辞めてしまうと、線維組織が薄くなった脂肪層に入り込み、せっかく細くなった脂肪層が元通りの厚さに戻ってしまいます。「もう大丈夫」と自己判断しないようにしましょう。圧迫サポーターもクリニックや医療機関で指定したものを購入してください。少々高いですが、術後も経過中もアナタに適した、圧迫機能が長く続く商品のはずです。

お腹の脂肪吸引にかかる値段は安くないからこそ、慎重に

お腹の脂肪吸引は、吸引量や吸引個所によっては20万円から100万円と高額です。だからこそ綿密なカウンセリングからトータルケアまで施してくれる成功経験の豊富な医師やクリニックを慎重に選びましょう。

▽気軽に部分痩せできると人気
脂肪溶解注射(メソセラピー)で皮下脂肪がとれる!夢のような効果や料金、失敗&リスクをまとめ