2017年1月4日更新

顔や足の傷跡を早く消す方法【市販薬・自然療法・専門治療編】

不注意で作ってしまったひっかき傷、一刻も早く消したいですよね。軽いものなら時間が立てばだんだん薄くなってきますが、深い傷は一生残ってしまうのでは?と心配になってしまうものです。では、古い傷跡はもう消せないのでしょうか。ここでは傷跡を早く消す方法をご紹介しましょう。

  1. 目次
  2. 傷跡を消す方法
  3. 市販薬で早く傷跡を消す
  4. 自然療法で早く傷跡を消す方法
  5. 美容クリニックで早く傷跡を消す
  6. 紫外線に気を付けましょう

傷跡を消す方法

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傷跡には大小さまざまな形状のものがありますが、いずれにしても人には見られたくないものです。一度できてしまった傷跡にはすぐに処置をし、少しでも早く治す努力をする必要があります。

紫外線対策を心掛け、傷跡が日光に当たらないようにしましょう。紫外線は傷の回復を遅らせ、メラニンの色素沈着を促すために傷跡が目立ちやすくなります。

また、日常生活ではなるべく傷跡に触れないように保護する事、特に顔の傷跡にかさぶたが出来た場合は、絶対に触らない事です。顔の皮膚はとてもデリケートなので、かさぶたを剥がすと一生傷跡が残ってしまう恐れがありますので注意しましょう。

一般的なケア方法

傷跡が残る前にすばやく処置する事が大切です。

  • できてしまった傷への摩擦を防ぐ為に絆創膏を貼る。
  • 抗菌クリームで保湿し、乾燥やかさぶたができるのを防ぐ。
  • 皮膚が再生してから患部をマッサージし、肌をやわらかくして傷を目立たなくさせる。
  • 古い傷跡をやわらかくする為に角質除去のスクラブなどでホームピーリングを試す。
  • メイクアップで傷跡をカモフラージュする。

市販薬で早く傷跡を消す

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できてから1,2年経ってしまった傷跡にも効果的だといわれている小林製薬の傷あと改善薬「アットノン」をご存知ですか。市販で手に入る外用薬として、効果が期待できるという事で有名な商品です。

ヘパリン類似成分が有効成分となっており、膝や手足などの擦り傷や切り傷だけでなく、やけどの跡や顔や腕などの虫刺されの跡にも効果的というので大変便利な塗り薬です。日常生活で生じるちょっとしたケガでの傷跡には、まずはアットノンを試してみると良いでしょう。

アットノンを使用するタイミングは、傷ができてすぐではありません。出血が収まり、皮膚が再生し始めた辺りに用います。アットノンには血行促進作用がある為です。

傷の状態にもよりますが、2週間~1か月程度してからで大丈夫です。軽い傷ですぐに落ち着いて跡になるようなら、数日後から使用しても問題ありません。

傷跡にアットノンを塗り始めて数日~1週間程はそれ程変化がありませんが、毎日塗布して1か月を過ぎる頃には傷跡の盛り上がりや赤みはだいぶ収まってくるでしょう。個人差はありますが、3か月以上塗布し続ければ、傷口も完治し、傷跡もかなり目立たなくなっているはずです。

自然療法で早く傷跡を消す方法

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他にも傷を早く治す民間療法としての治療法がいくつかあります。家庭にあるものでできるものばかりですので、出血が収まり、傷が落ち着いてきてから試してみると良いでしょう。

レモン汁パック

レモンには肌の古い角質を除去するアルファハイドロキシ酸(AHA)が含まれています。これが肌の柔軟性を取り戻し、天然の漂白剤のような効果で傷跡の色素沈着を薄くします。家庭でできる簡単なフルーツピーリングです。

  • まずは傷跡周辺を清潔な状態にしましょう。
  • 手持ちのコットンにレモン汁を500円玉大にしみ込ませます。
  • コットンを傷跡の上に乗せ、10分程時間を置いてから流水で洗い流しましょう。
  • パックした後は紫外線に反応して炎症が起きやすい状態になっている為、外出する場合は必ず日焼け止めを塗るなどして紫外線に気を付けましょう。

はちみつパック

乾燥する冬場の唇パックなどでも有名なパック方法です。加熱処理をしていない生はちみつを用います。生はちみつは保湿効果が高く、傷跡の色を薄くして皮膚の再生を助けてくれます。

  • 生はちみつスプーン1杯ほどを同量の重曹と混ぜ合わせます。
  • これを使って傷跡を3分間やさしくマッサージしましょう。傷跡に摩擦は厳禁なので、決して強くこすらず、指の重さ程度のごく弱い力で行うと良いでしょう。
  • ホットタオルを用意し、マッサージした患部に当てましょう。
  • ホットタオルが冷めたら患部のパック剤を拭きとりましょう。

美容クリニックで早く傷跡を消す

市販薬や自然療法で傷跡が消せない場合は、美容クリニックの専門医に相談することをおすすめします。傷跡の状態に合わせてた専門的な治療方法を受けられます。

レーザー治療

レーザー光を患部に照射し、傷の赤みの軽減や盛り上がりを平らにする。

瘢痕形成術

傷自体を取り除き、周りの健康な皮膚をつなげる手術を医師に施してもらう。

皮膚剥離

モーター付きのワイヤーブラシを用いて肌表面をなめらかにする。安全かつ短時間で済むが、麻酔を使用しないので痛みなどの不快感は生じる可能性がある。

ヒアルロン酸注入

皮膚にコラーゲンや脂肪などの物質を注入し、やわらかくへこんだ傷に効果的な方法。

ケミカルピーリング

美容治療として一般的に用いられている施術。肌表面を薬品で溶かし、傷跡をなめらかにする。大きな傷跡には効果なし。

紫外線に気を付けましょう

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傷ができてしまったら、一刻も早く処置する事が何より大切です。そしてできてしまった傷跡には、紫外線が当たらないように気を付けましょう。

傷跡はただでさえ色素沈着が起こりやすい状態になっている為、摩擦など、これ以上余計な肌ストレスを受けないように注意しましょう。